オウルベアはいいのか

 何気なく見ていたWikipediaキャリオンクロウラーの項目(閲覧は本日付)に、こんなくだりがあった。

キャリオン・クロウラーはウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が提唱するオープンゲームライセンスの“製品の独自性(Product Identity)”によって保護されており、オープンソースとして使用できない[6]。


 ほうほう、これがあの有名な鈴木土下座衛門の現代バージョンか、と思ってリンク先に飛ぶと、こう書かれている。

A:The following monsters are considered "Product Identity" by Wizards of the Coast and are therefore not part of the SRD:

•beholder
•gauth
•carrion crawler
•displacer beast
•githyanki
•githzerai
•kuo-toa
•mind flayer
•slaad
•umber hulk
•yuan-ti


 ビホルダー、ゴース(?)、キャリオンクロウラー、ディスプレイサービースト、ギスヤンキ、ギスゼライ、クオトア、マインドフレア、スラッド、アンバーハルク、ユアン・ティ。耳馴染みのないモンスターもいたが、ゴース以外は全てWikipediaに項目があった(マインドフレアは「イリシッド」の項目にある)。熱心な人もいるものだ……。
 それはさておき、WOCが製品の独自性によってこれらのモンスターを保護しているというのなら──逆に言えば、これらを除くモンスターは保護されていない、オープンライセンスを認めている、ということになるんだろうか? ナグパとかラストモンスターとか、D&Dオリジナルっぽいモンスターは他にもいると思うんだが……。正式に調べたわけではないので確証はもちろんないけれども。