その前にやることが

「遅くて使いものにならない」という光回線への声、定額制も限界か


 「トラフィックが限界」なのに「ユーザーを増やして」「4K動画を配信する」のがおかしいという発想はないのか。記事の末尾に「ユーザーに応分負担を求める」とか見当違いなことを言ってるプロバイダもいるけど(名前を出せない時点でお察し)、実質ユーザー側には選択の余地がないのだ。
 何しろ、無駄なトラフィックを減らそうにも、ユーザー側で意図的に低画質を選択できるサービスはニコニコ動画くらいしかない。それもPC限定だ。ユーチューブにも低画質ボタンはない。すると、ユーザー側でトラフィックを減らすには「見ない」しかない。サービス提供側が「サービスを利用しないのが適正」というのは明らかに異常な事態だ。東京電力東京ガスが、ガスや電気を使うななんて言うか?
 また、追加料金を払って快適になるのならそうしたいが、その選択肢もない(終端装置は共有なので何も改善しない)ときている。選択肢もないのに「応分」とは。まるで共産主義国家か何かのようだ。