初心者殺し?

シリーズ1作目にして高い完成度を誇った光栄の「信長の野望」


 最初にこのゲームを知ったのは、PCを何台も持っている(当時で!)金持ちの友人の家に行った時だった。友人がプレイしているのをひたすら横で見せられて「なんだか退屈そうなゲームだなぁ」と思ったのが第一印象だ。何しろその友人は、画面に表示される情報をどれ一つとして説明してはくれなかったので。

 しばらく経って、別の友人の家でファミコン信長の野望をプレイしたのが第二の出会い。今度はマルチプレイモードだった。その友人は「戦力のようなものを増やしていくと強くなれるよ」ということは教えてくれたので、私はひたすら戦力の増強に努めた。
 ところが、お約束というかなんというか、その友人は間者を放って兵糧を焼いた直後に攻め込んできた。戦力自体は拮抗していたのでそれなりの勝負ができるかと思いきや、一瞬で(兵糧がないため)敗北し、私はゲームオーバーに。後ろで友人が笑い転げていた。


 なお、彼らは私が生まれて初めてDMをやったセッションのプレイヤーたちである。