自宅では何もできないハンター


 この人の動画については賛否両論が多く、私も同意できない回も多いけど、少なくともモンハンNOWに関する意見については、やり込んだ高ハンターランクに関する感想の部分以外──つまり、最後の問題点のところについてはほぼ同感だ。
 前にも書いたけど、どうもナイアンテックという会社は、位置情報ゲームで「歩行中にプレイヤーにスマホを操作させること」に抵抗がないようで、信長の野望・出陣が先発で出たドラクエウォークのウォークモードをそのままパクった(もちろん肯定的な意味で)のに対して、モンハンNOWの方は(バックグラウンド実行を除く)アプリ実行中、スマホを操作しない・歩いている間画面を見なくてもいいモードというのが全く存在しない。モンスターを狩ろうとするとどうしても道端で立ち止まることになる。
 その点はポケモンGOも同じなのだが、ポケモンGOはなんだかんだいって自分の家の周りにもポケモンが湧くので、モンスターボールを道端で投げなくてもゲームの進行は不可能ではない。道端で操作する必要があるのはポケストップを回すことと、ポケモンジムでの対戦だけど、ポケストップを回すのは数秒で済むし、ポケモンジムはそもそもポケモンGOに協力している場所が対象だから、そこで対戦してても抵抗が少ないんじゃないかと思う。
 これに対して、モンハンNOWは動画でも言われているとおり、自宅でできることがほとんどない。素材ポイントにすら触れなかったのには本当に驚いた。しかも大型モンスターと戦うためには、ほぼ必ず外に出歩かなければならない。位置情報ゲームなんだから当たり前だろうと言われればそこまでだが(その割に、自宅の周りが何の脈絡もなく沼地扱いだったり……)。
 ゲームとしての長所は、ドラクエウォークや信長の野望ほど課金圧が高くないところなんだろうけど、正直言ってこのシステムはちょっと抵抗がある。