知らない夢を見る島


 まったく記憶にない、ということは、ここに到達する前に挫折したってことだな……。

これはタイトルが悪いよ

gigazine.net


 最初タイトルを見た時には「リメイク版“には”」マリオのキャラが登場する、という意味かと思って「そんなのオリジナル版からいるだろ!」と憤慨しつつ記事を読み進めていったが「マリオキャラが登場する」は「リメイク版」にかかってるんじゃなくて「夢を見る島」にかかったとわかって納得。
 なぜか記事の中では「マリオそのものが登場する」ことについて一言も触れられていないが(ヒロインの父親役)、あれは一種のミスディレクションだったんじゃないかと考えている。もちろんスターシステム的な側面もあったんだろうけど「マリオにそっくりなキャラ」が出てきて「ワンワンにそっくりなキャラ」が出てきて「クリボーにそっくりなキャラ」が出てくるから、「ゼルダ姫にそっくりなヒロイン」の特異性が薄まるんだよね。「ああ、この世界はそういう世界なんだ」っていう印象を受けてしまう。
 実際はもちろん、ヒロインについてだけは「特別な意味」がある。もっと言えば、どこかで見たキャラがいっぱい出てくること自体が、この島の存在自体へのプレイヤーに対する伏線になってるんじゃないかという気がする。
 

川上氏の辞任とニコニコ動画の機能改善の話

av.watch.impress.co.jp


 川上氏がカドカワの社長を辞任するという。一緒にドワンゴの社長の人も辞任するそうだが、後任の名前を見た瞬間「あっ(察し)」という感じだった。
 最近の川上氏というと、私はニコニコ動画(く)の発表が荒れに荒れまくった印象が強い。「あの後約束されたことも守られていない、シーク機能も……」と、友達と話したところ、「シーク機能は新しい動画だけなのでは」という指摘を受けた。
 で、調べてみた。

blog.nicovideo.jp

 ここを見ると、シーク機能をつけるのは「一般会員は2016年夏以降の動画だけ」とある。確かに、最新の動画はシークできるようになっていて、そこは私が間違っていたようだ(比較的新しい動画でもシークできないことがあった気がしたのだが……)。

 しかし。



 この動画はシークできない。「ここから再生を始めるには?」のメッセージが表示されるので回線混雑のせいではないだろう。投稿日は2016年の7月である(そもそも対応日を日付で指定してないのがおかしいのだが)。
 そして、その後にこうある。

【視聴】一般会員がシークできる動画が増える
 現在、一般会員は2016年夏以降投稿された動画のみがシーク可能ですが、順次古い動画もシークができるようになります。

 これは4月末までに対応予定とある。今年の4月ではない。去年の4月だ。
 私が勘違いしていたのは、このフレーズを記憶していたからかもしれない。この「予定」はまったく守られていない。この他にも、シリーズ動画機能などというのも実装されたのだろうか? 私は動画を投稿しないのでわからないが、機能を使っている投稿者を見たことがない。
 
ドワンゴにとって夏とは8月のことだ。それに、予定は予定で決定ではない。嘘はついていない」と運営はいうかもしれない。しかし、そういった不信を重ねていった結果が、今の状態なのではないか?
 しつこいようだが、ニコニコが「超会議やったー、人は来たけど赤字だー」などと見当違いな自慢をしている間に、巨大な商売敵は着々と設備投資を重ねていたのだ。それは、ニコニコが順風満帆のように見える頃から、そう、それこそ「仕様変更を受け入れないユーザーを殺して回りたい」などと運営がコメントしていた頃から、ユーザーが感じ続けてきた違和感が、いよいよ形となって現れたということだろう。


 これも重ねて書いているが、このブログでもニコニコ動画は散々利用しているし、もちろんブログと関係ない場所でも利用させてもらっている。感謝したいのだ、本当は。
 ただ、古くからいるということは、去ったもの、失ったもの、もう戻ってこないものを見続けてきたということでもある。今日のこの日に繋がる以外にも、道はあったのではないか。かつてが素晴らしい場所だっただけに、どうしてもそう思ってしまうのだ。
 そして、そう思いつつも、絶望するかサービスが終わる日まで、使い続けてしまうのだろう。