そういえば、このシリーズ、どうにも自分の中の思い出と違うというか、知ってる場所でも印象が違う気がしてたんだけど、理由がわかった。私が遊んだのは白黒画面だったからだ。そもそも、カラーだかアドバンスで出たの自体が「リメイク版」だったんだよな。だから今度出るSwitch版は「再リメイク」ってことになる。
未来は大歓迎
先日、立て続けに面白い光景に遭遇した。小さい子供がパラドクスを遊んでいる光景である。５～６歳だろうか。一人は父親のひざの上に座り、もう一人は自分で遊んでいた（もちろん父親が隣で見守っていた）。この年齢の子供が、ゲームセンターの他のゲームで遊ぶ光景はあまり見かけない。なぜパラドクスを──それは言うまでもないが「遊園地のアトラクション」っぽいゲームだからだろう。
筐体が動き、ジョイスティックではなくレバーとペダルで操作するゲームはそう多くない（ガンダムの戦場の絆は、プレイ画面が外側から見えない）。だからパラドクスなのだろう。チュートリアルを何度も遊ぶ光景は微笑ましく、周りのプレイヤーも興味を惹かれていたようだった。もちろん彼らが「本当に」遊び始めたら、こちらは易々と狩られるだろうが。
願わくば、このゲームに「こういう魅力」もあるということが知られていき、息長く続いてくれればと思う。１回３００円は安くはないが、遊園地やVR施設に赴くよりは安く上がる。私なんかは目下のところ、ゲームセンターでこのゲーム以外には一切お金を使っていない状態だ。誰だって、その場に自宅でも遊べるゲームと絶対遊べないゲームが並んでいたら、後者をプレイするだろう？
