明けましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いいたします。


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 今年の晴れ着キャラはまだ出てません!(血涙)

最後は「かみ」になる


 最後は「かみ」で終了になるんで、結局いつもと変わらなくて草(笑)。

2020年最初のエントリ

 さて、例年1月1日のエントリは、その1年で期待している作品について書いてきたのだけれど、今年は例外的に特定の「作品」ではなく、とある「ジャンル」あるいは「プラットフォーム」について書きたい。

(ここからは前置きなので、結論を知りたい人は次のエントリまで飛んでください) 

 私のブログを昔から読んでいる人は既にお気づきと思うが、最近、Youtubeの動画を紹介する機会が増えた。かつてはYoutubeの動画を紹介するのは、公式PVがYoutubeでしか公開されていないようなパターンに限られていたが、今は特に対象を絞っていない。
 実のところ、私自身についていえば、昨年一年でついにニコニコ動画の再生時間をYoutubeの再生時間が上回った。これは、ニコニコが衰退したからとか、Youtubeの方が流行りだからとか、そういう理由ではない。物理的な制約に基づくものである。
 簡単に言えば、PS4でまともに見れるのがYoutubeの方だったからだ。
 私がPS4を買ったのは、FF14をプレイするためだ。しかし例えばこうしてブログを書いている間などは、さすがにゲームで遊びながらというわけにはいかないので、動画を流しながら作業することが多い。そんな時、PS4で動画を流そうと思うとYoutubeしかないのだ。いや、それどころかWiiUでもニコニコ動画が見れなくなってしまったので、今日時点だと「テレビでニコニコ動画を見るにはSwitchを使うしかない」という状況である。
 もちろん、PS4HTML5に対応しているので、ブラウザ上でニコニコ動画を再生することはできる。しかし、前にも書いたが、それを理由にPS4用のニコニコ動画アプリを用意していないのであれば、重大な機会損失だと思う。というのも、PS4のブラウザだとニコニコ動画はほとんど使い物にならないのだ。広告を再生しようとしてはフリーズし、ちょっと長い動画を再生しようとすればメモリエラーを吐き、リピート再生をしようとすれば失敗する。専用アプリとして最適化されていないのだから当然といえば当然だが。
 逆にYoutubeの専用アプリは非常に快適だ。一定時間操作しないと「引き続き動画を視聴しますか」というアラートが表示されることなど、いくつかの細かい点を除けば、少なくとも操作の面では支障を感じたことはない。

 個人的にはニコニコ動画を応援したいとずっと思ってきたのでYoutubeをあまり見ていなかったが、今更ながら色々動画を漁って気付いたことがある。
 それが「ゲームセンターによるゲームプレイ配信動画」についてである。前置きが長くなったがここからが本題だ。

ゲームセンターによるゲームプレイ配信動画

 私がゲームセンターによるゲームプレイ配信動画をチェックし始めた理由は二つある。一つは既に紹介したことがあるゲーセンミカドの配信動画のような、格闘ゲームの解説動画を求めて。



 そしてもう一つが「星と翼のパラドクス」と「ボンバーガール」である。

 きっかけは「星と翼のパラドクス」の攻略情報を探していたことだった。自分のやっているロールは、どういう行動が定石なのか。装備の組み合わせは今の自分のもので正しいのか。攻略動画ももちろんあるが、実際にプレイヤーがどう行動しているかが見てみたかったのだ。
 そして、ふとボンバーガールのことを思い出した。
 私は、ゲームセンターでボンバーガールを3回ほどしかプレイしていない。それはもちろんパラドクスの存在があったからだが、他にも「ボンバーガールの戦闘不能グラフィックをゲームセンターで見るのが気恥ずかしい」という切実な理由と、「見た目に反して、ゲーム内容が高度な読み合いを必要とするチームプレイだから」というもっと切実な理由があった。パラドクス以上に、チームメイトの足を引っ張るのが怖くてコインを入れる踏ん切りがつかなかった。しかし、配信動画なら恥ずかしくもなく、誰にも迷惑をかけないで済む。



 そんなきっかけでゲームセンターのゲームプレイ配信動画を見始めた。
 そして感じたことは「ゲームセンターのゲームプレイ配信は、普通のゲームプレイ配信とは異なる」ということだ。
 最大の違いは「プレイヤー本人が解説をしていない」ことだ。普通のゲームプレイ配信は、ゲームを遊んだ動画に、後からプレイヤー本人が解説を入れる。生放送の場合は、プレイしながら自分で喋る。ところが、アーケードゲームはゲームテンポが速く、これが難しい。ボンバーガールやパラドクスで喋りながら遊べと言われたらかなり厳しいだろう。
 なので、これらのゲーム配信動画は「プレイヤーと解説者は別人」なことが多い。恐らくこれは、あの「ウメハラがぁ! 画面端ぃ!」のような、格闘ゲーム大会の解説の系譜を引いたものだと思う。



 この形式が非常に見やすい。特に、実況者と解説者を別に設けている動画にそれが顕著だ。「ゲーム内で何が起きているのか、二人の掛け合いから分かる」からだ。
 要するに「プロスポーツの実況と同じようにプレイ動画を見れる」のだ。

 これを知った時私は、衰退する一方と言われるゲームセンターにかすかな光を見た気がした。ゲームセンターのゲームプレイ配信動画と同じことは、自宅のネット対戦環境では絶対にできない。プレイヤーと解説者と実況者が集まり、さらにプレイヤーが頻繁に入れ替わるという「場」が必要だからだ。実況を始めたゲーセンに人が集まったお陰で、予約表を作ってプレイする順番を決めているなんていう話も聞く。
 哀しいかな、ゲームセンターにただゲーム機を置いているだけでは、人がなかなか来てくれない時代になってしまった。しかし、ゲーム配信を通じて人を呼び、コミュニティを作ることができれば。「そのゲームセンターにしかない」ものを作れれば、そこに人がやってくるのではないだろうか。


 長くなってしまったが、私が2020年に期待しているものの一つ、それは「ゲームセンターのゲームプレイ配信」である。この流れが色々なゲームセンターに広がってくれると嬉しい。そして、それがゲームセンターの一つの活路となってくれるともっと嬉しい。

 なお、この話題もうちょっと続きます(笑)。