やってみたよ

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 一言でいうと「物凄く制限時間が短い代わりに、敵を倒すと制限時間が延びるスーパーマリオ」という感じ。
 先日私が「見てもわからない」といったのは「他のプレイヤーをどう攻撃するのか」の部分だったんだけど、それは「敵を倒すと、倒した敵が対戦相手側に出現する」というものだった。「どの相手に出現させるか」はある程度条件設定できる。

 「テトリス99みたいだ」とか「ぷよぷよか」と言ってる人もいたが、私が連想したのは「ティンクルスタースプライツ」だった。というのも、テトリスの妨害ブロックやぷよぷよのおじゃまぷよは、対戦相手にとっては邪魔にしかならないものだけど、スーパーマリオ35の場合はそうではない。対戦相手から全く妨害の敵が飛んでこないと、制限時間を増やすのが難しいからだ。つまり「嫌なところに嫌な敵は来てほしくないけど、余裕のあるタイミングでは対戦相手から敵が来てほしい」という心理になる。ティンクルスタースプライツも、対戦相手から妨害で飛んでくる敵に反撃することで強力な攻撃になるため、対戦相手からの妨害が全然来ないと、有効な反撃ができないゲームだった。



 何回かやってみたが、10位以内に入るのは(私程度でも)さほど難しくないが、1位になるのは難しい印象だ。というのも、自分も含めて、凡ミスで死ぬときはあっさり死んでいくので、34人の対戦相手のうち15人くらいは割と早いタイミング(それこそ2分以内とか)で脱落していく。このゲームは無料ゲームで間口が広いので、なおさらだろう。
 ところが残り5人くらいになると、もうほとんどミスをしないメンバーしか残らない。ここからが熾烈な争いで、相手に向かって敵を飛ばしまくるので、逆にうまく捌ければ制限時間はどんどん延び、タイムアップでは滅多に死ななくなる。私の経験だけでいうと、1位から9位までが決まるまでには、10位から35位までが決定するまでの時間の3倍以上の時間がかかることが多かった。こうなると、仮に自分がそのメンバーに残れたとしても、相手に効果的な攻撃を飛ばしまくれるほどの力量はまだないので、ひたすら緊張感と忍耐力の勝負になる。

 あと、今のところこれは有効なのかな、と思うのが、水中面に飛んでゲッソーを倒しまくるのと、土管のパックンフラワーを逃さず倒していくこと。対戦相手から陸上面にゲッソーを飛ばされると、非常に対処しにくい。ファイアマリオじゃない状態で3匹も飛ばされるとほぼ詰みではないだろうか。あと、パックンフラワーは1-3のように足場から足場に移っていくステージの足場のふちに落とされると、アイテムを使わない限りミス不可避だ。

 ただ、スーパーマリオというゲーム自体が、上のような理屈を頭で考えてどうこうするというより、経験と反射神経で何とかしていくゲームだし、(上位に入らない限り)ワンゲームも長くないので、深く考えずにパッパッと次へ次へ進んでいく方がいいんだろう。
 腰を据えてじっくりやるというよりは、ちょっとした隙間時間に、昔を懐かしみつつちょっと遊ぶゲーム、という感じだった。