クリアして大分経つのに、序盤も序盤のイベントの結末を最近まで知らなかった……。
いや、ネットランナーであるT-バグが人知れず死ぬっていうのは、いかにもサイバーパンクっぽいとは思うよ。ただ、カブキ・マーケットのサイバーデッキ屋と所縁があるとか、物を預けてるっていう情報、全然見た記憶がないんだけど……。T-バグが生きてる頃に電話しまくれば何かわかったんだろうか。この辺も、もっと開発に時間をかけていれば、ちゃんと肉付けされてたんじゃないかと思うのは私だけか?
コロコロ少年の思い出(32)・フォーセリアの呪い
タイトルには書いたが、今回の話については別にSNEは悪くないので念のため。先日書いた、自分の失敗談である。
時系列としては、CD&Dの「魔剣がやたらいっぱい出る」キャンペーンの続き、ちょうど恐怖の島を抜け、アンバー家の館を脱出し、ワイルダネスアドベンチャーに突入しようという頃の話である。
あの頃、オリジナルの世界設定を作って遊ぼうというGM、DMの多くがぶつかっていた問題の一つが「いかにロードス島、ソードワールドと被らない世界を作るか」だったと思う。ちょっとした世界設定を作ろうとすると、どれもこれもイメージが似てしまう。あの頃のロードスとアレクラストには、それだけの存在感があり、一つのスタンダードを作ることに成功していた。
私が作った世界設定も例外ではなく、まず「遺跡から知性を持った魔剣が発掘される」という設定にした時点で、過去に栄えた魔法王国が存在することが確定してしまった。これで「魔法王国は戦士の王国に滅ぼされた」という設定にしてしまったら本当にアレクラストと同じになってしまうので、現在で隆盛しているのはクレリックの国、宗教王国という設定になった。それも、PCたちとは対立する立場である(PCたちは「魔剣」に味方する立場なので)。ただ、これで「邪神を奉ずる悪の帝国」とやってしまうと、これまた割と月並みになってしまうので「狭量なローフルの宗教王国」が「ニュートラルの魔法王国を迫害して滅ぼした」という設定にした。
そうなると、次に問題になるのは「ローフルの国なのに、何故進めば進むほど邪悪なクリーチャーが出現するのか」だ。これは、D&Dの成長システム上仕方のないことなのだが、世界設定上辻褄の合う設定を考えるのはなかなか難しかった。
そんな時、私が出会ったのが、英語版ドラゴン誌のとある記事だった。