スライムの続きの話


 先日、スライムの話を書いたところ、先輩から「ハイドライドのスライムはゼリービーンズが元らしいよ」という情報をいただいた。


togetter.com


 なるほど、遠藤氏と同様、こちらも自覚していたのか。と思って眺めていたら、関連で違うニュースを見かけた。


togetter.com


 ハイドライドの版権がどうなっているか開発者の内藤氏にもわからず、関係者にもわからず、内藤氏自身も「ハイドライドは死んだな」と呟いているという。これだけだと「かつての思い出のゲームが、版権の在処がわからなくなって、復刻も許されず、ただ消えゆくのみという、寂しいけどよくある話」だ。私もいささか寂寥感に襲われ……でも、あれ? と思った。
 前にチラッと書いたが、ハイドライドスペシャルはPSアーカイブスから今でもダウンロードが可能だ。Sonataのクリア特典として添付されていたバージョンらしいが、アーカイブスにはSonata自体はない。ハイドライドスペシャルだけがダウンロード可能だ。これは2019年からダウンロード開始し、その後プロジェクトEGGからも2020年配信開始となっている。版権の所在が不明ならこんなことはできないだろう。
 前のまとめは2012年のものなので、その後の9年間で版権の所在の問題がクリアされたということであれば、往年のファンとしては純粋に嬉しい。ただ、それでも謎はある。これらの配信はハイドライドスペシャルだけで、1~3がない。ファミコン版の有無でいうのならハイドライド3もファミコン版は存在するし、やはりSonataを作った時にPS版への移植作業が行われたから、その後はそのバージョンを元に移植しているということなのだろうか。個人的には思い出があるのはスペシャルより3なので、3を移植して欲しい……。


www.gamer.ne.jp


 ちなみにこんなニュースもあるのだが、発売は延期を重ね、今に至るも発売されていないようだ。


prtimes.jp


 ただ、これが発売されれば、版権の問題は少なくともない(あるいはなくなった)ということにはなるのだろうけれども。