F-ZeroAX探索日記(前編)

 発端はこの動画だった。



 ゲーセンミカドというと、店舗が公式に配信しているチャンネルばかりを見ていたのだが、こちらの動画はそうではなく、客として訪れた配信主が店を紹介するという形。
 で、この動画のここ(埋め込んだ箇所)に……はっきりと「F-ZeroAX」が映り込んでいる!

 今まで何度かブログでも書いてきたが、私はF-ZeroAXの熱狂的なファンである(上手とは言っていない)。アーケードゲーム博物館に行った時もまずF-ZeroAXを探したし、星翼を遊んだ時も真っ先に思い出したのはF-ZeroAXだった。実は、セガに近しい知り合いの人に、関東近辺でF-ZeroAXの稼働店舗が残っているか聞いてみたこともある(返答はなかったが)。ただ、それも5年くらい前までの話。さすがにもう諦めかけていた。
 何しろ、リリースからそろそろ20年である。筐体のメンテナンスも通常の筐体とは違いそうだし、さすがに稼働している店舗は残っていないと思っていた。それが……ここにあった。



 2019年の3月から稼働していたらしい。喜び勇んで店に向かったものの……既に、F-ZeroAXは撤去された後だった。
 落胆したが、諦めなかった。今まであの筐体が残されていたのであれば、多少インカムが悪くても、処分される確率と系列店に移動する確率と半々だろうと思ったからだ。
 ググってみたところ、こんなページを見つけた。最終更新は10年以上前だけど……こんなページ5年前にあったか!? 時々検索していたつもりだったのに……探し方が悪かったのだろうか。


w.atwiki.jp


 見つかった情報は朗報だった。やはりF-ZeroAXは系列店に移動していたのだ。



 素晴らしい。懐かしさで幾度もプレイしてしまった。少なくとも低難易度のコースについては、まだ結構体が覚えている。
 うーん、やはりF-ZeroAXは最高だ。


 ただ、先程のリンク先に気になることが書かれていた。池袋にあるこの筐体はSD版(筐体が駆動しないタイプ)だ。私はごく当たり前の話として、DX版(筐体が駆動するタイプ)はもうどこにも残っていないだろうと思っていた。メンテナンスの手間はSD版の比ではないはずだ。

 しかし……関東近辺に一か所、千葉県柏市にDX版が残っているという。しかも情報の更新日は、今年の5月だ。本当にあるのだろうか……。(続く)