本当に好きなんだろうなぁ


 作者本人も言ってるけど、結構頻繁に岡山に行っている印象なんで、よっぽど気に入ったんだろうなぁ、と。あと、ポジどうの時にも思ったけど、ゆっこのこのスプーンを構えてる立ち絵でどうしても笑ってしまう。

綺麗に完結

 私はTogetterをよく見ているので、Togetterでよくまとめられている、Twitterのコミックスの宣伝みたいなのも頻繁に目にする。
 時折「おっこれは面白そう」と思う作品はあるものの、こういうところで紹介される部分というのは作品の一番面白い部分、かつ一番先が気になる部分で途切れていることが往々にしてある(宣伝だからね)。とりあえず一巻だけ買ってみても、それがすごく長い作品の冒頭のほんの一部だったりすると──そして一番面白く、一番盛り上がる部分が冒頭のその部分だったりすると、その先ずっと買い続けるかについては、なかなか踏ん切りがつかないことがある。
 その点、この作品はなかなかうまかったというか、よく考えられていたと思う。


togetter.com



 ここで紹介されているエピソードは、実は1話ではなくて3話である。「あれ?なんか話が唐突だな」と公式ページに行くと、そちらで無料公開の1話と2話が見れる。これがもし1話の冒頭をTwitterで紹介していたとすると、公式ページには行かず、閲覧数は増えないだろう。公式ページでいきなり途中を公開するわけにはいかないから、公式ページで1話を無料公開して、Twitterで2話を紹介するというのは賢いやり方だ。
 もう一つこの作品が良かったのは、一巻で完全に完結する話だということ。つまり「この先気になるな」と思って一冊買えば、それで最後まで読める。しかもこの作品の終わり方は、先に引っ張るようなものが全くなく、非常に綺麗に終わっているので、これでおしまいなんだっていうのがはっきり分かってなかなか良かった。
 もっとも、この作品が(今の)私の印象に残ったのは、恐らく直前に「お兄ちゃんはおしまい」を見ていたからだろう(笑)。TSものの極北と極南みたいな感じだけど、どちらも面白かった。いやむしろ、両方を見てバランスが取れた、と言った方が近いかもしれない。