東京ゲームショウと宝の地図

 というわけで、東京ゲームショウに行ってみた。随分久しぶりのような気がするが、件の流行り病の関係で、開催自体しばらく仮想空間オンリーだったので、そういう意味ではそれほど間は開いていないのかもしれない。
 例によって会場前に並ぶのが嫌だったので、遅めの時間に向かった。予想通り来場者の数はかなり多く、これも毎回言っているかもしれないが、女性の来場者の割合が多かったのが意外だった。



 出展内容については、それほど細かく見るほどの時間はなかったけれども、ホヨバースが大々的にスペースを取っていたのには時代の流れを感じた。対照的に、ブループロトコルは単独のタイトルでスペースを取っていたものの、目新しい展示内容はほとんどなく、色々とお察しという感じだった。
 その他の展示内容では、事前に把握していたのはあおぎり高校の展示で、これは確認できた。



 兎鞠まりのブースもあったはずだが、そこまでは到達できなかった。というか、あまりにも来場者が多すぎて、ブースを1つ1つ回っている時間がなかった。



 その他だと、レベルファイブのスペースにファンタジーライフの続編の情報があったのは意外だった。あのIPにはもう続きはないと思っていたので……。なんて考えていたら、その近くのブースで今度はプリンセスメーカー2のリブートの情報を見かけて、輪をかけて驚いた。


www.4gamer.net


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 他にも色々と出典していたのかもしれないが、時間の関係もあってあまり細かくは見れなかった──というか、そもそも今回東京ゲームショウに行ったのは、出展物を見るのが目的ではない。もうお察しの方もいるかもしれないけれど、ドラクエウォークの最新パッチが2週間遅かったら、東京ゲームショウには行かなかっただろう。

幕張メッセの宝の地図

 東京ゲームショウ会場に足を運んだのは、ドラクエウォークの宝の地図のすれ違い通信のためである。恐らく、1年を通じて日本で一番ゲーマーが集まるイベントで、どれくらい宝の地図のすれ違い通信ができるのか、確かめてみたかったのだ。
 ちなみに、普段平日にすれ違い通信している人数がだいたい700人くらいである。私が住んでいる場所は、別段人工密集地でも都心というわけでもない。もちろん平日仕事のある日に、700人ものプレイヤーとすれ違っている実感は全くない。色々考えてみたが、恐らく自宅が駅に近い場所にあるために、駅の利用者が皆すれ違い判定になっているのではないかと思われる。確かニンテンドーDSでのすれ違い通信も、誰一人すれ違っていないのに幾人もすれ違っていることになっていた記憶がある。



 とはいえ、ドラクエウォークの宝の地図のシステムだと、すれ違い人数が多すぎることはデメリットもある。地域格差のある方たちには贅沢な悩みだと叱責されるかもしれないが、すれ違い速度が速すぎると、お目当ての地図があっても、ポイントが貯まる前に他の地図に押し流されて消えてしまう。すれ違った地図は24時間以内にポイントを消費して入手しないと消えてしまうが、この24時間が経過する前に閲覧可能な数を超えて地図が蓄積して行ってしまうので、有用な地図があっても制限時間前に見れなくなってしまうのだ。これについては、できれば鍵をかけたりする機能が欲しいところである。

 では、実際に東京ゲームショウの会場ではどれくらいのすれ違いができたのか。
 その前に、東京ゲームショウ会場から最も近いところにあったリッカの宿屋にあった地図の一覧がこちらである。


 


 自宅の近所にあるリッカの宿屋の持ち寄り地図を見たことも何度もあるが、やはりリッカの宿屋には地域性が強く反映する。地域を超えて共有される一部の有名な地図を除くと、共有されているのは当該都道府県で生成された、あるいは近隣でプレイしているプレイヤーの地図がほとんどだ。これは事前にある程度予想できていた。その上で、ゲームショウ会場には全国からプレイヤーが集まっているし、全国の地図が集まってくるのではないかと予想していたが、結果がこちらだ。



 正直にいうと、初見の印象は思ったより少ない、だった。何しろ私が普段平日過ごしているだけで700人である。全国からプレイヤーが集まっているはずの会場で1600というのは少ない感じがした。プレイヤーが少ないのであれば普段私がすれ違っている数が700というのがおかしいし、それなりにプレイヤーがいるのであれば1600という数には違和感がある。
 謎が解けたのは少し経ってからだった。帰りの電車の中ですれ違った人数を再確認したところ、人数が激増していたのだ。私は帰りの電車に乗っていただけなのでほとんど誰ともすれ違っていないにも関わらず、これはどういうことか。ここから先は想像になってしまうが、すれ違いについては時間で上限のようなものがあり、それを超えるとサーバーの処理を待たないと数が反映しないのではないだろうか。実際、午後6時のサーバー情報更新のタイミングでかなり増え、そして最終的には3200人にまで増えた。


 


 それでも会場の規模からいえばもっと多くてもおかしくないが、さすがにあれだけ人が混雑していると、全てのすれ違い人数を処理しきれないのかもしれない。実際地図の内容は非常にバリエーションに富んだものになっている。しかし、これが本当に自分にとって役に立つような宝の地図なのかどうかは逐一確認してみないと分からない。


 


 前にも書いたが、宝の地図は入手してみないと内容の確認ができないが、入手するにはポイントが必要となるため、情報なしで手を出すのは少々躊躇われる。私が探したかったのは地域限定モンスターをお宝モンスターにしている地図だが、果たしてこの中にあるだろうか。それはこれはこれから確かめてみたい。


 ちなみに、モンハンナウや信長の野望・出陣も会場でどうなっているか試してみようと思ったが、しばらく開いていなかったせいでダウンロードファイルが貯まっていて、会場の通信スピードではとても落としきれなかった(そしてもちろんあの会場で歩きスマホは怖い)ので諦めた。