アクションも難しくて13年


 このゲームのクリア報告がニュースになっていたのは知っていて、謎解きが超理不尽かつ取扱説明書に誤植だかミスだかがあったというのも聞いたことがあったけど、こうして動画で見てみると、純粋にアクションゲームとしての難易度も高いゲームだったというのがよくわかる。このシステムだと、敵に勝てないのは謎が解けてないせいなのか、それともアクションゲームとして難易度が高いからなのかというのが傍目には区別がつき辛くて、なおさら難易度を上げているように思える。
 チャレンジャーに似てると動画の中では言われているけれど、私の感想はむしろヒントがまるで役に立たないという意味でハイドライド2を、そして見下ろし型アクションゲームという意味ではこれまたクソゲーで有名な未来神話ジャーヴァスを思い出した。
 いわゆるトップビュー型のアクションというのは、敵からの攻撃に対して色々な方向に逃げることができてしまうし、また四方に自由に移動することができてしまうから、サイドビューのスーパーマリオのように、単に「先に進むことそのもの」だけではプレイヤーにカタルシスを与えるのが難しい。だから先へ進むために謎解きを入れたり、その他の要素を追加する、そこがクソゲーと呼ばれるゲームになりがちな原因の一つなのかもしれない。
 ワルキューレの冒険とかも謎解きそのものは非常に理不尽だし、そういう意味ではやはりゼルダの伝説というのは非常に稀有なバランスでできていたゲームだったんだと思う。とはいえ、これは今パッとそう考えついたというだけで、反証はいくらでも上がりそうだし、このあたりにしておこう。