雛子とマキシマ


 KOFの雛子か……。
 実際、KOFの雛子を使い込んでいたり、何度も対戦したことがある訳ではないけれど、キングオブファイターズ99以降で感じる違和感が一番強いのがこのキャラ、というイメージがある。似たようなキャラとしては主人公チームのマキシマもそう。何か今までのKOFの感覚と違うというか、言語化するのが非常に難しいんだけど……。
 実はキングオブファイターズ95の庵を触った時にも、今まで格闘ゲームのキャラクターと違うという感覚があった。ただそれは違和感や不快感があったわけではない。庵の場合は簡単にいうと、技の前振りと後モーションが大袈裟というか、例えばストリートファイターリュウであれば、パンチをする時に前に正拳を普通に突き出す動きをするが、いおりの場合には振りかぶるような動きをする。足払いも片手を地面についてキックする独特のモーションがあり、普通の格闘ゲームのキャラが今まであまりしてこなかった動きをする、というだけで、別に当たり判定とかそういったものには理不尽さを感じなかった。
 しかし、マキシマと雛子は当たり判定から変で、他のキャラクターであれば正面からのジャンプキックで相手を飛び越して後ろに立つような場面でも、なぜか手前に落ちたりとか、他のキャラであればそんなところに判定はないだろうというところに当たり判定ややられ判定がついていたりして、今一つ自分で使っていても、敵に回してもよくわからないというか、掴めない変なキャラという印象だった。
 上の動画の中で言われている「モーションがむかつく」っていうのも、そこに起因するんじゃないかと思う。最初は弱キャラといわれていたというのも、詰めていったら攻撃が連続ガードで繋がってしまうというのもなんとなく分かる。つまり他のキャラであればそんなところで判定が発生しないだろうというところで発生し、他のキャラではそんなところで判定終了しないだろうというタイミングで終了しているからそういうことが起きるんじゃないか、というのが私の個人的な意見だ。掌底が飛び道具なんていうのも明らかに変だし。

ニワトリが先かタマゴが先か

togetter.com


 ゲームブックがなぜあれほど急激に衰退したかという理由については、私は出版側のデータなどを持っているわけではないので、あくまでも1ユーザーとしての個人的な感覚だけれども、あれだけTRPG関連の書籍を手掛けていたグループSNEで、当時オリジナルのゲームブックを上梓したのは山本弘氏1人だけ、しかも「剣と魔法と竜の国」と「モンスターの逆襲」「4人のキング」の3冊しかない*1という事実、これが全てだと思う。

*1:もう一冊は2010年以降。また安田氏のバック・トゥ・ザ・フューチャーはSNE名義ではない。