豪鬼参戦の時、原田氏が「ストリートファイターのまま鉄拳に参戦する」って断言してたからなぁ。
一人だけゲームシステムが違うんだから、バランス取るのは難しかったと思う。
ごめんなさい案件
「グラフィックは敵いませんがサウンドは負けません」とサムネに書いてあるので一通り見比べてみたが「いや、これグラフィックの解像度以外は全面的に8800シリーズの方が良くないか?」と思ってコメント欄を見てみたら、同意見の人が多くて笑ってしまった。コメントに書いてあることが本当だとすると、X68000シリーズのデモは、オリジナルスタッフが抜けた後に残された資料だけで作られたのだという。オリジナル版は解像度こそ低いものの、映像に迫力がある。
たまたま最近お勧めに出てきたので動画を見たというだけなのだが、これをきっかけに、ふと昔ブログで書いていた話はその後どうなっただろう、と思って追いかけてみたら、私の想像とは違う方向に進展していて驚いた。
オリジナルクリエイターの一人である木村氏が制作した、エメラルドドラゴンの続編が公開されているというのを初めて知った。RPGツクールMVで作成し、Boothで公開されている。
私のブログで木村氏の活動について割と批判的に書いたことがあったが、その時はこのような展開になるとは全く思っていなかった。ここに謝罪して評価を改めたい。5年前の時点では「クラウドファンディングでお金を集めるんだったら、ドラマCDじゃなくてゲームを出してくれ」と思っていたので、今ある形こそ、まさに当時「こうなれば良いのに」と思っていた展開そのものだ。
自分が出した過去作品の、存在できなかったその後の展開をあれこれTwitterもといXで呟くクリエイターは結構いるが、こうやってちゃんと形に残すまでやりきる人は稀なケースだ(他にはBloodstainedくらいか?)。
ツールとしてRPGツクールMVを使ったこと自体も、私としては評価したい。当時キャラクターデザインを担った人が、自分一人の強い思い入れを元手に続編を作ろうと思ったら、こういう形しかないのもわかる。記事を読んでいくと、一人で何ヶ月もかけて作ったらしい。当時これをクラウドファンディングにしていればと思ったが、今の形にするのに5年かかったということなのだろう。
これで多少なりとマネタイズができていれば、同じようにかつての(数は少ないが確実に存在する)オールドファンに、続編を望まれているゲームの1つの展開の形として先人になり得たかもしれないが、バグをフィックスしきれずに無料で出すしかなかったというのは唯一残念なところだ。もっとも、バグがフィックスできないというのは木村氏の問題というよりツールの完成度の問題だと思うが……。
1点だけ不思議だったのは、CDドラマ版では名前を出していなかったタムリンやアトルシャンが、こちらでは名前が登場しているという点だ。何か理由があるのだろうか。