言い訳タイム


 この動画を見て、自分の分身「V」の来し方を思い起こしてみたんだけど……うちのVが殺したのは、この中だとヴードゥー・ボーイズの二人とアダム・スマッシャーだけだな(笑)。
 ロボットは金で買ったからメイルシュトロームとは揉めなかったし、メレディス・スタウトには連絡を取らなかったから登場すらしなかった。Tバグ、ジャッキー、デクスター、エヴリンあたりは(直接的はおろか間接的にすら)「Vが殺した」訳ではないし。
 そのヴードゥー・ボーイズとアダム・スマッシャーにしたって、先に手を出してきたのは向こうだからなぁ。サイバーサイコシスプログラムの試し撃ちに使われる、その辺の名も無きギャングの方が、よっぽどVを疫病神呼ばわりする資格がありそうだ。

 ちなみにこれは、ここまで書いて「アハハ」で終わる話ではなくて、ちょっと深い話だったりする。前にもチラッと書いたけど、要はVって「金儲けのために普通の人間を殺すようなギャング」ではない、ってことなんだよね。行ってもせいぜい「賞金を目当てにギャングを狙う賞金稼ぎ」まで。もっとも、世界設定上やたら治安が悪くて、そこら辺をギャングがうろついてるんだけども。
 もう一つ言えることは、なんだかんだ選択肢で相手を殺さないことが選べるシーンも多い、ってこと。上の動画でいうと、既に挙げた二人の他にも、ネットウォッチ、ローグ、ソウル辺りも選択肢によって「死なせない」こともできる。

コメントがまともで安心した

togetter.com


 サービス開始当初YouTubeにタダ乗りしてた運営はさすがに言うことが違うわぁ、と思ったらコメントがまともに突っ込んでいて安心した。
 あの頃嫌われていたのは「儲けること」じゃなくて「他人のコンテンツにタダ乗りしているのに、著作権者に許可も取らず一円も還元せずに利益を得ること」だったんで、そういう仕組みを構築できなかった運営の問題だ。実際、私は二次創作ではない公式が配信するアニメコンテンツにはちゃんとサブスク料金を払っていた。例えばホロライブだって、今みたいな形になる前に無許諾ゲーム配信動画を全部一旦削除して、許諾を得たものだけを改めて配信しなおす形に変わったわけだけど、ニコニコはそういう「仕組み」を構築せずに「赤字ですー」といって超会議を開いていた。インフラへの投資も同じ。
 ニコニコの運営は新しいものに手を出すのは好きだったけど、「仕組み」を作るとか「段取り」を踏むとかが大嫌いだったっていう印象(例外的に、楽曲の包括許諾制度だけは高く評価できる)。とはいえ、それをやっていたらニコニコじゃなかっただろうから、それは仕方ない。
 ただ気になるのは、この間取り上げた発言もそうだけど、運営は「自分たちが悪かった」と口では言うんだけど、結局内心では何もかもユーザーのせいだと思っているのではないか。自分たちが過去にYouTubeにタダ乗りしていた過去を忘れて、YouTubeにコメントを流す機能の作成者を脅しつけるなんてエピソードを耳にするたび、もう新しい何かを生み出す空気がなくなっているのでは、と感じる(パクリを肯定してるんじゃなく、本当なら自分たちでAlfabetに売り込みに行くべきだったんじゃないか、という意味で)。