どちらも見る気が起きない

 けものフレンズ2とケムリクサ、どちらも等しく見る気が起きない。見ないと批評できないだろうという人もいるが、見たところで悲しくなるだけだ。
 たつき監督と吉崎氏どちらか片方の功績ではない。二人の才能が出会ったところに前作があった。それは二度と帰ってこない。
 あれは奇跡だった。それだけに残念だ。

冗長なウゴウゴルーガ


 逆に「バーチャルさんはみている」は一応見てみた。新しい技術を使っているとか何とか宣伝していたからだ。Vチューバーを知らない私の感想はタイトル通り、冗長なウゴウゴルーガだった。こちらも2話以降は見る気は起きない。
 赤字自慢もそうだけど、ドワンゴには前からこういう「逆張りしてる俺カッコいい」みたいな企業風土がある。これだけユーザーが離れたことで多少痛い目を見たかと思っていたら、実はまったく何も考えていなかったらしい。その事実の方がアニメの内容よりよっぽど空恐ろしい。

期待より不安の方が大きい

艦これ速報 艦隊これくしょんまとめ : 【艦これ】今度のTVアニメーションシリーズは運営鎮守府主導か、期待していいかな? 公式ツイートに対する提督達の反応まとめ


 アニメ関連の辛口繋がりで、これにも触れておこう。今のところ公開されている情報では、私は期待より不安の方が大きい。
 「前回は人任せだからダメだった。今回は運営が主導だから大丈夫」という論調には、私は与しない。アニメにしても小説にしても何にしても、本(脚本)を書くという行為は経験と才能であり、前作にどこまで関わったかは別としても、運営に実績がほとんどないことは疑いないからだ。また、史実の西村艦隊をモチーフにするという事前情報も、また一つの不安情報だ。艦これはドキュメンタリーでもなければ再現ドラマでもない。史実に基づいているかどうかではなく、面白いかどうかが全てだ。しかも、一体どうやったかしらないが、ライバルは大御所を引っ張ってこようとしているのだから……。

 前にも書いたように、私は艦これをアニメ化するなら陽炎、抜錨しますか、あるいは吹雪頑張りますを5分アニメにするべきだと思う。信者乙と言われそうだけれど、陽炎抜錨は本当に本がよくできている。どこがよくできているのかについても書きたいが、この流れではちょっとアレなので、それについてはまた日を改めることにする。