ご当地メガモンは良いアイデア


 今回のスマートウォークでキラーマジンガや新武器に注目が集まっているところ、私が一番気になったのがご当地メガモンだ。
 元々ドラクエウォークには「ご当地モンスター」という特定の地方にだけ生息するモンスターが存在する。ところが先日の宝の地図の実装で、ご当地モンスターは「該当モンスターが登場する、当該地域の宝の地図」を入手すれば、全国どこでも討伐できるようになった。これ自体は色々な地方の宝の地図を集めるモチベーションになるという意味でよい試みだったが、ご当地モンスターを目当てに特定の地方を訪れるという理由付けは薄くなった。
 先日イベントで大阪を訪れ、ご当地モンスターを探した時に感じたことだが、そもそもご当地モンスターはランダムポップであり、かつモンスターの心もランダムドロップである。当該地を訪れた記念に何か持ち帰ろうにも、乱数に恵まれなかったらそれも叶わない。
 しかし、これがご当地「メガモンスター」であれば、心は(ランクはともかくとして)必ずドロップする。Sを集めようとしたら茨の道になるだろうが、簡単にSが集まるようでは再訪する動機づけがなくなってしまう。性能を度外視して記念アイテムを集めるだけなら、低ランクの心を集めるだけでも十分だろうと思う。その意味で、性能は恐らく必須性能にならないだろうと配信者の人たちが予想しているのは恐らく正しい。
 また、メガモンスターはランダムポップではなく、遠距離から出現状況が視認できる。つまり旅先で「メガモンスターが出現しているあの場所まで、ちょっと足を伸ばしてみよう」という「歩くモチベーション」になるというのも良い部分だ。ぶっちゃけ、ご当地モンスターは目的地で歩き回るより、匂い袋を炊いた方が手っ取り早かったので、歩くゲームとしては本末転倒感もあったし。