ややこしいのは好きじゃない


 本音を言うと、今回の「覚醒ハーゴン」のモンスターの心も含め、「モンスターの心の覚醒バージョン」という要素は、あまり好きではない。理由はプレイヤー1人につき必ず1つしか作れない仕様になっていること、もう1つはFF11のリミットポイントやドラクエ10の達人のオーブと似たような傾向、つまり元々シンプルなものを、わざわざ複雑化しているように感じるからだ。
 ドラクエウォーク内には、既に特定の条件を満たさないと入手できない「ゴールドマンの心」のようなものが存在する以上、特定の手順を踏まないと入手できないモンスターの心と、特定の敵を倒すことでランダムでドロップするモンスターの心は、明確に分けられるべきだと思っている。
 ランダムドロップで入手する心を原型に、さらに一定の手順を踏まないと強化できない、というのは、いわば上記の2つの手順の合体版であって、複数の手順のうちどれか1つでも満たせないプレイヤーは、他全ての努力が無駄になるというリスクを孕んでいる。今はまだいいが、この手順が今後どんどん複雑化していくようだと、最初のハードルを超えられないプレイヤーは後のコンテンツ全てを諦めてしまい、結局はコンテンツが死んでしまうという結果を生むことになりかねない。他のゲームを見てきた経験からいうと、個人的には望ましくないと思っている。