先日コレクションシリーズで復刻したせいか、時折お勧め動画にカプエス2が上がってくる。隠しボスの一人「ゴッドルガール」は、数あるルガールの発展形の中では一番好きな姿だ。
「ルガールが殺意の波動を吸収して、殺意の波動由来の技が追加される」っていう、設定と性能がちゃんとマッチしているし、元々他の格闘家の技を模倣して使うというルガールの特性とも相性がいい。阿修羅閃空(ゴッドレーン)も瞬獄殺(ラストジャッジメント)も、ちゃんとルガールの技になっている。「SNKキャラがカプコンキャラの技を使う」ことで、作品の目玉である「カプコンとSNKのコラボレーション」というテーマにも応えている。
これに対して、神豪鬼はルガールのオロチパワーを吸収した設定のはずだけど、実質的には真豪鬼のパワーアップバージョンで、追加技も当て身投げ。オロチ系のキャラに当て身投げを使う者はいない。せめて投げ技の瞬間にバックにゴッドプレス同様のドクロマークが飛ぶとか、飛び道具を跳ね返す技(ダークバリア)を使うとかだったら整合性が取れてたのに、とは思う。
あと一つだけアレだったのは、カプエス2ではオロチパワーが「暗黒パワー」というダサい名前で呼ばれていたこと(笑)。