FM音源といえば……


 個人的には、FM音源といえばPC-98というイメージ。というのも、家庭用ゲーム機では音源を選ぶことはできなかったから意識することは少なかったけれど、PC-98のゲームは音源を選ぶことができるものが多かったから。
 あとは世界樹のサントラが、わざわざFM音源を別トラックで収録していたのも記憶に残っている。実際、FM音源の曲の方がしっくり来てたから、今でいうレトロゲームの音源に耳が慣れていたんだと思う。家庭用ゲームでオーケストラ収録なんていうゲームもあるけど、逆に音の方が浮いちゃってるように感じるんだよね。

 ちなみにX68000は、何故か周りに複数持ってる人がいた。一人は前に書いたPC-88VAを安価で譲ってくれた友人で、もう一人別にいる。他のPCを持っている友人は大抵「親が仕事で使うから」と買ってもらったっていう人が多かったんだけど、X68000は仕事で使うことはないだろうから、純粋に娯楽目的で買ったっていうことなんだよな……多分。
 ただ、僻みではなく羨ましいという気持ちはあんまりなかった。それよりは、遊んでいるところを惜しげなく見せてくれる友人の人徳に感謝していたというか。羨んでいたのはむしろ、遊んでいる機材の値段というよりは、ファミコンにしろ何にしろ、自由に遊ぶことを許していた家庭環境の方だったな……。

サイバーパンク世界の生き物は……


 一応、サイバーパンク作品としては2077はその作品成立時期からいって割と源流に近い考え方の作品で、その作中で「天然物の動植物は貴重」という設定になっている。手元で見れる状態にないが、恐らくギブスンとかディックとかの作品でもそう書かれていたものを引き継いでそうなっているのだろう。メタルヘッドも似たような世界観だし、シャドウランは違う理由で(すなわち「覚醒」で)天然の動植物が減っていそうではある。
 ここで微妙なのがトーキョーNOVAで、当初「サイバーアクションRPG」だったのが「アーバンアクションRPG」になり、サイバーパンクの各種作品に比べるとディストピア感が減っている。サイバーパンクムーブメントが20世紀末の段階で、世紀末特有の悲観的な架空の歴史に分岐しているのに対し、NOVAは「現在から地続きの未来」。「災厄」が発生している以上動植物が減っていそうではあるが、天然物の動植物が珍しいという明確な記述まであったかどうか。