そっちのゲームか


 過去の日記を調べてみたら、最後の店が閉店したのを取り上げたのが2022年だから、4年ほどで復活したようだ。日本に来たのが1973年だとすると、むしろなかった期間の方が短い。
 動画内で触れている「店舗で制作発表をした」というのは、調べてみるとどうもPiaキャロット2だったらしい。こちらはこちらで、最近復活のためのクラファンを募っていたが、異世界が舞台とか割と謎のコンセプトを押し出していたせいか、流れてしまったようだ。



 それはともかく、個人的にはアンナミラーズで思い出すゲームというとPiaキャロットじゃなくてヴァリアブルジオだった。あれはファミレスのバトルロイヤルって設定だけど、主人公の勤務先がアンナミラーズがモデルで、制服もそれがモチーフだったから。


カオスフレアの四方山話


 前回カオスフレアの「コロナ」についてのエントリを書いた。で、次は「ミドルフェイズとロールプレイ支援システムの相性」について、前に書いたのとは違う視点で書きたいと思っているんだけど、その前に今回は、前回書ききれなかった「コロナ」と「フレア」を中心とした四方山話である。

フレアでどれくらい達成を上げられる?

 カオスフレアのPCは、普段の行動でどれくらいの達成値を出し、その値はヒーローポイントであるフレアによってどれくらい変化するものだろうか。
 サンプルキャラクターの一人目「界渡りの戦士」で試算してみよう。ただし、自分がダメージを受けたり、反動で死ぬような特技は使用せず、シンプルに判定値を求めた場合とし、仲間は星詠みと執行者が一人ずついるとする。
「勇気ある戦い(フレアを同時に複数出せるようにする)」「ラファエル(判定値を根源に変更)」「夜明けの一撃(差分値ダメージを与える)」。
 これで基本値が根源の12+ダイスロールが2D6である(ただし6ゾロのクリティカルを出した場合、ダイス目は30として扱う)。
 パス(天羅でいう因縁であり、手札枚数の上限を示す)の上限が7で、クライマックスまでに、最もいい手札を揃えられたとすると、自分のソフィア(例えばスペード)に合致するカード、9・10・J・Q・K・A・ジョーカー。絵札は10と読み、Aとジョーカーは20と読むので、+89である。先のダイスロールが期待値の7だったしても、107だ。
 さらに、これに仲間の「女神の祝福」と「大いなる力」。これもどちらもソフィアに合致したAだとすると、107+20(さらに敵の達成値-20)である。フレアがなければ19だったわけだから、差は歴然だ。また、先程の特技には差分値ダメージ加算が含まれているので、達成値の高さはその後で与えるダメージに直結する。

人気のコロナは?

 では、4種類のコロナのうち、プレイヤーに人気があったのはどれか。前提として、プレイヤーはプレイグループの環境に最適化するので、GMである私のシナリオの傾向が原因であることは否定しない。
 一番人気は僅差で「執行者」だった。
 一見、ソフィアに合ったフレアを何枚も出して爆発的な達成値を出せる「聖戦士」の人気が出そうだが(先程のサンプルキャラも聖戦士だ)、聖戦士はFEARのゲームでいうPC1枠であることが多く、さらにさっきの例のように「勇気ある戦い」でクライマックスの一撃のためにフレアを温存する必要性が高いため、自由に動けないという印象が強かったようだ。また「星詠み」の「女神の祝福」は他人の達成値しか上げられず、自分の達成値を上げるためのコロナ特技を持っていない。
 これに対して「執行者」の「大いなる力」は、相手の達成値を下げるという性質上、自分の判定時にも、仲間の判定時にも、どちらにもコロナ特技を使用できるため、汎用性が高い。
 じゃあみんな執行者にすればいいのでは……という訳でもない。ここが上手くできている。執行者は「相手の達成値を下げる」特技のため、対抗判定以外には使用できないのだ。具体的には、ミドルフェイズの情報収集判定で、仲間の達成値が足りない……などという局面では、目標値が敵の達成値ではないため、下げられるものがなく使用できない。こういう状況をサポートするのであれば「星詠み」の「女神の祝福」が必要となる。
 そんな訳で「執行者」が僅差で勝つが、「星詠み」との2強。その次が「聖戦士」で、最下位が「光翼騎士」だった。光翼騎士の話題がここまで全く出てこないのは、敵に与えるダメージを増やすとか、力を合わせた一撃をサポートする、みたいな局面で使えるコロナ特技がなかったからなのだが、その代わり敵のダメージ軽減という意味では唯一無二の能力を持つ。ではなぜうちのプレイグループで人気がなかったかというと、恐らく私のセッションでは「攻撃は最大の防御」とばかりに、先手を取って敵のダスクフレアに最大威力で攻撃を仕掛け、防御は考えないシナリオが多かったからではないかと思う(笑)。