魔王エンジェルの動画ならば9.18事件とは無関係に安心して見ていられると思っていたけれど、どうもそうではなくなってきたようだ。
今回の騒動は二次創作と著作権に関するとても難しい問題をはらんでいて、一生懸命事実関係を追ったのだけれども私自身の意見や考え方はうまくまとまらない。
ただ、一つ言えるのは、前に9.18事件についてエントリに書いた時に触れたように、これもまたアイドルマスター2の積極的肯定派、消極的容認派、消極的反対派、積極的反対派の間に生まれた溝が根底にある。
元々アイマスはニコニコ御三家の他二つのジャンルと違い、3Dモデルが必要ならばゲームのそれを抜いて動画を作成することがほとんどだった。だからMMDの取り扱いについて他の二つのジャンルに比べノウハウが少ない。それゆえに起こったすれ違いが今回の騒動だ。
逆にいえば、2が誰にも受け入れられるものであったならば、今回の騒動は起こり得なかった(そして残念なことだが魔王エンジェルはここまで流行らなかったかもしれない)。
アイドルマスターというゲームを巡る、アーケード版からの様々な騒動についてはこちらのサイトによくまとめられている。ただ、結論部分に関しては私はこの方とは少々意を異にする。
他のコミュニティとの交流を余儀なくされている、というよりも、元あったコミュニティが9.18事件を契機に四分五裂し、バラバラに拡散しているような気が私はしている。今回の騒動はその一端ではないだろうか?
そして、それこそ私があの日以来、一番恐れていることであり、あの事件の最大の余波だと思う。