- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: コミック
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この作品もテロリストとの戦いを描いた作品。10年続いた連載もいよいよ完結した。
(以下ネタバレあり)
14巻を読んだ時点でもしやと思ったが、まさかジョゼ&エッタのフラテッロが死に、ジャン&リコ組が残るとは思わなかった。クラエスが生き延びたのも意外といえば意外だったけれども……。
連載全体でいうと、ちょうどペトルーシュカが登場したあたりで追いついていけなくなり、ちゃんと完結したと聞いて積んであったのを慌てて遡って読み返したような流れだが、とにかく完結させたことは評価したい。一番好きだったトリエラが「え? あれで終わり??」だったら納得のいかないところだったが、スペランツァの存在で全て許せた感じ。
最初から「救いがない」と思いながら少女たちの姿をずっと見続けた作品の最後の台詞が「世界には今も確かに希望がある」だったのはある意味皮肉かもしれない。