愛機としてSurface Bookを積極的に選ぶ層は、取り外せる着脱式のメカニズムに魅力を感じて購入を決めるだろう。
うーん、どうだろう。Surfaceのギミックにはこう、今ひとつ心に響くものがないんだよな。
Microsoftによれば、正しくGPUを使うアプリについてはホワイトリストに登録し、それらが起動される際に参照することで自動的にGPUを使っての起動となるそうだ。代表的なものとしては、AdobeのCreative Cloudの一連のアプリなどがある。それ以外のアプリについてはデフォルトでGPUを使わず、ディスプレイ側に実装されているIntel内蔵グラフィックスを使う。仮にアプリがGPUを使っている時にイジェクトしようとしても取り外しができない旨の警告が出るだけだ。GPUを使っている起動中アプリが皆無になった時点でイジェクトが許可される仕組みだ。
GPUを使うアプリを使ってる間はキーボードが外せないというのでは、ゲームとかやってる限りはキーボードつけっぱなしにするしかない。ってことは着脱式の必要がないんじゃ……。
ただ、世の中の多くのノートPCが一度も外に連れ出してもらえないでそのライフサイクルを終えるように、Surface Bookはディスプレイとキーボードを分離しないで使われることが多いのではないかと思う。
PCの処理能力が高ければ高いほど、キーボードは必須になるだろうし、まして、合体した状態の方が高性能になる仕組みとしてGPUが装備されている以上、その状態で生産的な作業をしたいと思うのが当たり前だからだ。
これが真理だと思うわ。
横にSurface Pro 4を並べてマルチディスプレイにすれば便利だから、ぜひ、WindowsにMiracastの受信機能を標準アプリとして実装して欲しいとお願いしたところ、そんなニーズはゼロだと言われた。「これさえあれば、何もいらない」はSurfaceのシリーズ全般のキャッチフレーズだが、本当にそうなのか。Surface Proをあえて選ばなかった人のためのSurface Bookだとしたら、ちょっと悲しい。
なんでマイクロソフトっていつもこんな感じなん……?