鶴来屋再び


 さて、二本目のゲームはアクアパッツァである。これが一番古いかな?
 こちらも昨日と同様、ゲーセンではポイントを貯めないと使用できなかった「久寿川ささら」と「柏木千鶴」を一度使ってみたかった。ゲーセンでもほとんどこの二人を使っている人は見なかったので。こちらは逆に家庭用版だとDLCではなく、デフォルトで使うことができる。


 千鶴はどうしてもQu○en of He○rtsのイメージがあって、月華の守矢っぽいキャラかと思ったら当然ながら全然違った。イメージ的には、スピードキャラでこそないが、KOFのクリスというか、いや、むしろ牙神幻十郎か? ……相手と位置関係を変えながら戦う技が多い。ジャンプして攻撃して裏に回るとか、足元を攻めつつ裏に回るとか。で、QOHのようなリーチの長い技は当然のようにほとんどなく、完全なインファイター。その割に、それぞれの技の出は決して早くない。少しずつ体力が回復する特性とか持ってるのも、もしかしたらバランス調整のためなんだろうか?
 月華の楓よろしく、体力半減+ゲージ3で使える超必殺技で自己強化でき、各種技の性能が変化する。特殊演出も入り、テーマ曲も例の「鬼神楽」に変わる。この時だけ出せる超必殺技があるのだが、なんとコマンドがレイジングストームコマンド(レバー斜め後ろ→前から後ろに半回転→レバー斜め前と同時にB+C)。実戦でこれを決めるのはキツそうだ。
 性能とか、使ってて気持ちいいとかというより、勝ち台詞で学生時代を回顧したりするマイ青春のヒロイン・千鶴さんにひたすらほっこりしていた。



 ささらは千鶴と逆に、現代人のはずなのにダンジョントラベラーズの仕様で参戦。武器がハルバードなのでリーチが長い。対空必殺技とか、攻撃範囲は驚異の広さである。ただ、いかにも無敵時間はなさそうだったが……。飛び道具はないものの、このゲームでは飛び道具のないキャラは普通であり、サポートキャラでどうとでもなる。むしろ千鶴と違ってスタンダードで使いやすそうな印象だった。
 超必殺技はその名も「ダンジョントラベラーズ」。KOFのアテナのサイキック9よろしく、ダントラに登場した各種クラスのコスチュームに一瞬ずつ変身しながら一撃ずつ入れていく技。最後には演出シーンまで入る。コマンドも簡単だし突進系なので、出すこと自体はそれほど難しくない。


 


 ただ、格闘ゲームでささらの声を聞くと、どうしても中の人補正でアルカナハートのパラセさんを思い出してしまうんだが……。