食べ物だと思ってた


 最初、クッキーチャームという言葉を知らなくて「手袋したまま食べ物を作るのか?」と違和感があったんだけど、「クッキーチャーム」って、クッキーの形をしたアクセサリーだったんだね。
 これ、手袋の中身は中の人……なんだよな?(笑)

リミッターカットします


 わくわく7の話の続きである。
 上の動画で昨日書いたティセを含む全キャラのドキドキアタックとハラハラアタックが紹介されている(点滅注意)。
 
 ドキドキアタックは格闘ゲームでいう普通の超必殺技である。コマンドもキャラごとにバラバラだ。それに対してハラハラアタックは、わくわく7の敷居を低くしようという開発者の姿勢が見える性能になっている。
 まず、コマンドが全キャラ共通で、↓↓C+Dと簡単な操作である。
 性能にも全キャラ共通の部分があり、ガード不可、高威力。ただし、その他の性能はキャラによって異なる。
 そして大きな特徴として──動画をご覧いただければ分かるが──共通の演出がある。
 ハラハラアタックを使用すると、画面がキャラのシンボルカラー(自分が持っているわくわくボールの色。ティセならイエロー)でフラッシュし「WARNING! HARAHARA ATTACK MOTION START」つまり「ハラハラアタックのモーションに入りました!」と言う警告メッセージが表示される。対戦相手からしてみれば「敵が超必殺技コマンドを入力したよ」と表示されているわけだ。問題は、この演出が他の格闘ゲームにある暗転演出のような操作受付不可の演出ではなく、普通に操作可能(使った側は発動まで動けない)であるということだ。
 このために、ハラハラアタック全般が「発動の非常に遅い必殺技」になっている。まぁ、簡単操作、ガード不可、高威力、ときたら、これで発動が早かったらただのクソゲーになってしまうので、無理のない話ではある。

ティセのハラハラアタック

 で、ティセのハラハラアタックはというと、発動するとティセが「リミッターカットします。3,2,1・・・」とカウントダウンを始め、相手の頭上にワープ&変形して真下に向かってレーザーを放ち、ヒットor空振りを問わず地面に落下して倒れる、という技である。
 このため、前提条件として「相手と距離を離していないといけない」というのがある。距離が近いと発動を止められて終わるからだ。「コマンド投げの後」と書いたのはそのためである。ティセのコマンド投げは、相手を振り回して自分の後方に放り投げて壁に叩きつける。これを「相手を壁に追い詰めている状態」でやると、距離が画面端と端まで広がるのだ。
 ただし、ティセ側にも弱みはあり(それゆえに対戦ではほぼ使えない)、相手が壁受身を取った場合、ダウンしないまま距離をつめられるので、ダッシュ攻撃で反撃されてしまう。しかし、受身を取ったかどうかを確認してからだと、それはそれで発動が遅くなり反撃される。というわけで、壁に投げつけた瞬間、最速でハラハラアタックを撃って、相手が受身を取っていないことを祈るくらいしかない。
 逆に、発動さえしてしまえば、ティセの高度はジャンプで届く高さではなく、レーザーを放ったあと地面に倒れるまでは無敵であり、反撃はほぼ不可能である。とはいえ、ワープからレーザー発射までにわずかにタイムラグがあり、ワープした瞬間に避けられる可能性は高いが。

 なお、CPU戦でハラハラアタックに反撃してくる可能性が高いのが、主人公のライとポリタンクZ。
 ライはとにかくダッシュを多用、ダッシュ攻撃も頻繁に振り回してくるので、ハラハラアタックに限らず、技の出かかりを潰される可能性の高いキャラ。
 ポリタンクZはサイズが大きく手足が長く伸びるため、少しでも距離が近いと反撃を受ける。この他にも、起き上がり攻撃の使用頻度が高く起き上がりを攻められないなど、他のCPUと少々違う挙動をとる。

 ちなみに、この動画の人は「コマンド投げからハラハラアタック」までの行動が私とほぼ同じである。やっぱり誰しも考えることは同じなんだなあ(笑)。ただ、この人はコマンド投げに持ち込むまでを下段技を中心に組み立てているが、私の場合はレバー入れパンチ攻撃(ダルシムのように手が伸び、リーチが長い)で相手の技の出かかりを潰すのをメインにしているので、その点は少々違う。

ハラハラアタックは弱くない?

 そんなわけで、ほとんどのキャラだと実戦ではロマン技の域を出ないハラハラアタックだが、例外がラスボスのフェルナンデスとまるるんである。
 フェルナンデスは純粋に発動が早い。
 そしてまるるんは、ハラハラアタックが飛び道具である。ガード不可という特性があるため、これを起き上がりに重ねられると回避が非常に困難だ。このゲームには移動起き上がりもあるが、まるるん側にもハラハラアタックをディレイして撃つという選択肢がある。まるるんというキャラ自体はこのほかに飛び道具がなく、リーチが長めの近~中距離を得意とするインファイターだが、ハラハラアタックの圧があるため相手としては下手に距離を開けない。唯一ハラハラアタックを対人の戦術に組み込めるキャラである。