そういえば、まだ夕張を改二にしていなかった。設計図だけじゃなくて戦闘詳報も使うからいまいち踏ん切りがつかないんだよな……。
手のひらに……乗る?
当時、5000台の限定生産だったらしいけど、未使用ってことは最初から使うつもりはなくて、後日値上がることを見越してたって感じなのかな……。
ところで写真を見る限り、このサイズを「手のひらに乗る」と表現するのは、VaioPが「ポケットに入る」と宣伝していたのと同じくらい無理筋ではないだろうか(笑)。
何とか間に合ったか
今ちょっと体調が良さげなので、あちこち出かけたいんだけど、こんな時に限ってコロナウイルス騒動とは……。
閑話休題。そんなわけで(?)ペルソナ5Sが発売されるまでに、なんとかDQXのVer.4を終わらせてみることにした。
やってみるまでは「ストーリーを飛ばしたい」を連呼してたものの、実際やってみたら思ったほど悪くはなかった。元々4.2までは終わっていて、そこまでの評価は低くはなかった。その後はネットで炎上しているのを見てうんざりしていたんだけど、よくよく調べてみたら炎上したのは外伝のキャラクターストーリーで、メインストーリーは(少なくとも最悪な出来の3.0よりは)ずっと良かった。ただし、言いたいことがないわけではない。
ここからは、ネタバレありでちょっとだけ感想を書いていく。
(この先、DQXVer.4のエンディング後に関するネタバレがあるため、見たくない人は回避してください)
・繰り返すけど、ストーリーはボロボロだった3よりは大分マシだった。時間移動という取扱注意の題材を扱ったにしては、3より遥かに破綻も少ない。
・残念だった点としては、ストーリーがぶつ切りになってしまったこと。これまでの物語のあの部分の裏話、この部分の裏話、と進んでいくので、例えば4.1~4.4の直接的な繋がりは、主人公とその周りの人物たち以外存在しない。また、そのストーリー自体「これまでの物語をちゃんと覚えている」ことが前提で進んでいくので「グルヤンラシュって誰?」「ビャン・ダオって誰?」「カミルって誰?」というプレイヤーは置いてきぼりになる。
・物語が良かった半面、残念だったのはマップ。3.0のマップに人が寄り付かないという経験から、ある意味開き直ったのかもしれないが、ダンジョンはともかくフィールドと街が狭すぎる。前回は「マップは広いけど通路が迷路みたい」という印象で、今回は「マップそのものが狭い」。ウルベア帝国とか、あの規模で「古代の大帝国」みたいに言われても「いや、でも狭いじゃん」という感想しか残らない。どうせみんなショートカットしていくだけだから要らないでしょ、と製作者に言われているみたいだ。
・それと、ヒロインの造形はやっぱり難しいよね、っていう。特に、ストーリー展開が一番過酷な時期に「ねこあつめ」とかいうストーリーに全然関係ないコンテンツのシンボルとして登場したのは、プレイヤーに「こいつ何にも考えてないじゃん」という印象を与えてしまった(私自身はその手前で止まっていたのでその印象はないが)。「あまりにも辛いので現実逃避してた」という説明は、いかにも後付けっぽく感じるし。ただ、しつこいようだが「いきなりドラゴンに変身して襲い掛かってきた癖に、いつの間にかしれっと親友面している」前章のヒロインよりは1000倍マシだと思う。
・あと、これは好みの問題もあると思うけど、オンラインゲームなのに自分のPCの設定をガッチガチに固めてきたのにはちょっと驚いた。
これにはちょっと補足が必要だろう。DQXは、不慮の事故で死んだ異種族の体に、人間の主人公の魂が入り込んだところから物語が始まる。つまりストーリー開始時点で「2人の主人公」がいるのだ。そして、過去のサイドストーリーで、身体の持ち主である「異種族としての主人公」の過去や両親、家庭環境については明かされている。そのため「人間としての主人公」については、ある程度プレイヤーの想像力に任されるものかと勝手に思っていたのだが、今回出自から過去から両親に至るまですべて設定が付与された。これに対して、FF11にも14にもこのような設定はない。まぁ、これは「ドラクエってそういうものだから」で終わる話かもしれない。
・というわけで、全般的には「前回ダメと言われたところは頑張っている。前回頑張ったところはダメだった」というのが私の感想である。最後、クリアするとワールドマップが変化するというのは、過去のドラクエやDQXのVer.2を思わせる演出でなかなか良かった。もっとも、普通のプレイヤーはとっくに次の章に突入しているだろうから、こんな感想は今更だろうけれども(笑)。