不公平でもよかったはず


 私は友人からDQXに誘われた時「DQXが遊べる最新機種」としてWiiUを買った。当時の私はどちらかといえばソニー派だったので、DQXがなければ今もWiiUを持っていなかったかもしれない(同じことはFF14とPS4についても言える)。
 そんな私が、DQXで「あ、これはWiiUはマズいな」と思った部分が一つある。動画内の「ソフトウェア開発が難しい」に関連する部分になるが、WiiUゲームパッドでのマップ表示(を含むサブウインドウの展開)ができなかったことだ。
 動画内のスプラトゥーンの説明でも言及されているが、DQXというゲームでWiiUの2画面を生かすといったら、現役プレイヤーは何を思い浮かべるだろう。そう、Switchでいう「+」ボタン、スタートボタンを押した時にゲーム画面に透過表示される地図やチャットウインドウ、これらをパッド側に表示することだろう。DSで発売されたDQ9がちょうどこの構成である。これだと、ゲーム画面を見ながら地図が確認できる。もしくは、同様にゲーム画面に対し透過表示されるチャットウィンドウがパッドに表示できれば、やはりゲーム画面側を阻害せずに済む。
 ところが、実際のDQXではこのどちらもパッドには表示できない。パッドに表示できるのは「ソフトウェアキーボード」か「本画面の複製」のみである。ソフトウェアキーボードはハードウェアキーボードを使っていれば不要だし、本画面を見ているなら画面の複製も不要だ。つまり「DQXではWiiUのハードウェア特性がまったく無意味だった」ということだ。
 スクエニの、それなりに長期間の収入を見込むであろうMMORPGですら、HD化の手間は掛けたにも関わらず、WiiUのハードウェア特性を生かすカスタマイズをまったくしなかった。プレイヤーとして、それによる不便さを身を持って体験した時「これは、パッドを生かしたゲームは任天堂以外からは絶対に出ないな」と悟った次第である。


 ただ、しつこいようだが、動画プレイヤーとしては非常に優秀なハードウェアだった。Youtube以外対応できなくなった今となっては、過去形で言わざるを得ないが……。

原因はもしかしてあれか


 これ、動画投稿者もチラッと言ってるけど、問題は「基本無課金制を謳ってるのに、どの部分で課金するかを明言してない」のが大きいと思う。PSO2の前例もあるし、プレイヤーもこれだけ開発、広告宣伝、サーバの維持に費用のかかるタイトルを容易くサービスインできるはずがないのは百も承知だ。
 ならばどこで金を取るのか。普通に考えれば、現時点で決まっていないはずがない。どこで課金させるのかまったく決まっていないプロジェクトなど、社内の稟議が通るはずがない。しかも、強さに繋がる課金はしないという。ならば、CBTでプレイヤーに不便と感じさせた要素のうちいずれかに課金が関わることは、十分に考えられることだ(逆に、CBTからさらに不便にして、そこに課金させるとなったら評判は地に落ちるだろう)。
 つまり、プレイヤーの不安を払拭するためには「マウントの制限時間は課金で延長できます」「所持品の上限は課金で拡張できます」と(もしそれが予定されているなら)断言すべきだ。その額が既存のMMORPGの常識的な月額を大きく超えないのであれば、大半のプレイヤーはそのことに文句は言わないだろう。もしマウントや所持品と関係ないのであったとしても、何が課金要素になるかは事前に明らかにすべきだ。
 何故言わないのか。
 思い出すのは同じバンナムの、ジョジョASBの時のことである。課金要素を直前になって明かし、大炎上した。あれの二の舞になることを恐れて、課金要素について明言できずにいるのか。それとも、まったく意識せず同じ道を辿ろうとしているのか。いずれにしても、待ってもよいことなど何一つないと思うが……。

ここまで出ないとは

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 この画面が何を意味するかというと……今回実装された新艦「有明」は、改にならないと水着グラフィックにならない。なお、彼女の改造レベルは48だ。
 つまり「掘り始めの段階でレベル1だった有明を掘り艦隊に編入し、それがレベル48まで上がっても、まだヘレナがこない」ということである。
 燃料を回復させながら掘っているため、資源量は目安になり辛いものの、その間に秋津洲2隻と有明が改になったので、経験値テーブルから換算すると……既に200周以上掘っているのに影も形もないことになる。
 ただ、繰り返しになるが通常艦隊であること、大型艦が編成にいないことから、資源の減りは大したことはないが。