デレステのMVで右腕を動かさない曲なんてないということがよくわかる動画ですね(棒読み)。
これ凄いわかる
私も4~6はリアルタイムで知らないから思い入れが少なくて、1、2、3のライトセイバー戦が大好きで、7以降はちょっとという人間なんで、今回のダースベイダー(?)の気持ちはよくわかる。違うのはジャージャー・ビンクスのことが好きじゃないくらいか(笑)。
しかし、今回は別のことが気になった。木根さんの会社って総務部があって(佐藤さんが総務部所属)、リモートワークができる業種……って、これだけじゃ全然何もわからないか。技術系っぽい感じはしないんで、商社か何かなのかな。ただ、少なくとも総務部ではない木根さんも、海外出張とかもあんまりしてないっぽいんだよな……。
小人族の名前は
昨日のエントリの続きの話である。
といっても、「ホビット」「ハーフリング」「グラスランナー」についての経緯は有名すぎてWikipediaにすら書かれているくらいなので、今更書くことも……と思ったら、そちらはそちらでなかなか面白かった(本日現在の記載情報である)。
不思議なのは、グラスランナーはともかくとして、なぜかケンダーが日本語版の独立項目になっていることだ。Wikipediaにあるとおり、ケンダーはドラゴンランスという作品のアンサロン大陸における「ホビット的」種族だが、少なくとも日本語環境においては、TRPGどころかゲーム化されたことすらない。ドラゴンランスは当初AD&Dのサプリ扱いだったが、その版は日本語訳されておらず、その後独立して単独のゲームとなったが、いずれも日本語訳されていない。まぁ小説内の一用語だから項目を作ってはいけないというルールがWikipediaにあるわけではないが。
話を戻そう。当初D&Dの最初期の版ではホビットという名前がそのまま使われていたらしいが、様々な事情から「ハーフリング」という別の名称が当てられた。この「様々な事情」、当時は「トールキンの遺族に訴訟を起こされた」などと雑誌には書かれていた気がするが、Wikipediaには「財団に抗議された」となっている。恐らく、実際には訴訟は起こされなかったと思われる(今と違い、昔は裏を取るのは大変だったのだ)。「ハーフリング」という言葉自体も指輪物語から持ってきているというのは知らなかったが。
そして、これをフォーセリアに持ってくるにあたり、この辺りの事情を知っていたSNEは、当然ハーフリングという名前をそのまま使わず「グラスランナー」という言葉を作った。
ただ、あの頃不思議だったのは「D&Dでは問題があったのでハーフリングに変えた」と言っていたのに、T&Tやウィザードリィではズバリ「ホビット」となっていたことだ。これらは問題なかったのだろうか……と思っていたら、T&Tの方は新版になるにあたり「ホブ」という名前に変えられていた。ウィザードリィは、本国はかなり前にシリーズが終わっているし、日本のローカライズ版についても最近のものは(何故かWikipediaにあるとおり)ホートルットやクラッズ、ポークル、ミグミィなど名前が変更されている。
コンピュータゲームについてはキリがないのでこれくらいにして、Wikipediaが触れていない他のTRPGはどうかというと……。
アリアンロッドRPG 2E ルールブック(1) 改訂版 アリアンロッドRPG 2E ルールブック 改訂版 (富士見ドラゴンブック)
- 作者:菊池 たけし/F.E.A.R.
- 発売日: 2016/07/18
- メディア: Kindle版
アリアンロッドでは「フィルボル」という種族がそれにあたる。ただ、このゲームではエルフも「エルダナーン」、ドワーフも「ネヴァーフ」と、全て名前が変えられているので、小人族だけではない。
ブレイドオブアルカナでは「バンビーノ」。この種族が追加されたのは3版のサプリなので、かなり後になってから追加された種族である。
古いゲームではどうだろう。
WARPSは資料を確認できないが、確かいなかったと思う。このゲーム、ウンディーネやシルフなどの4大精霊、有翼族や人魚族といった他にはない種族があったのに、ドワーフなど一般的なデミヒューマンがいなかったような記憶がある。
ローズ・トゥ・ロードでは「ニムラトス」。ただ、このゲームが目指したものは、むしろ原典の指輪物語に近く、言語がすべて一から作られているので、小人族に限らずすべての種族名、いや固有名詞が独自のものである。例えば人間は「エンゲラトス」と呼ばれる。
PCとして使用できる種族が多いことを売りにしている「ファンタズムアドベンチャー」はどうだっただろうかと見てみたら、なんと「ハーフリング」。D&Dと同じである。ウォーハンマーも「ハーフリング」だ。逆に「パワープレイ」は「ホビット」がそのまま使われていた。
沢山のゲームを調べないと駄目かと思っていたが、よく考えると、この他有名なルーンクエスト、国産でいうとワースブレイドやルナルサーガ、アルシャードフォルテシモ等々、「PCの種族が選べない」「種族は選べるが小人族は登場しない」ゲームも結構多く、(ホビットを原型とする)小人族をPCとして選択できるようにしているゲームは、タイトル数そのものはそれほど多くはなさそうだ。ハーフリングとグラスランナーに存在感がありすぎるのかもしれないが(笑)。