冷静になった


 昨日はちょっと興奮していたんだけど、一晩でちょっと冷静になった。

 本当のところをいうと、一番頭に血が上ったのは、上の動画のように「今回実装された伊吹童子が強い強い」という情報が目に入った時じゃなかった。酸っぱい葡萄の故事と同じで、自分に手が届かなかったなら「きっとあれは自分の武蔵より弱いに違いない、強いと言ってるのは廃課金で色々揃えてる人たちだからだ」と思い込んだ(思い込もうとした)だろう。
 そうではなくて、なけなしのリソースをはたいて何とか1枚だけ伊吹童子を入手し、手元の素材を注ぎ込んでレベルを上げ、使い比べてみて、「本当に伊吹童子は強い」と初めて実感した時が、一番ショックが大きかった(ぶっちゃけ、本当の強さをこの手で確かめたいという動機がなければ引こうとすら思わなかった)。



 数年越しで待ち続けた自分の主力サーヴァントの強化の機会がやっと来たと思ったら、たった1週間、それもリソースの大半を使い果たしたタイミングで実質上位互換に近いサーヴァントが実装されたとなれば、私と同じように感じる人はいるはずだ。

 しかし、冷静になって考えてみたら、それほど悪いことではないように思えてきた。
 先日、最近引いたサーヴァントを列記したが、大半は実戦に投入する見込みもなく、キャラの好みだけで引いていた。余裕がなかった頃は自分のカルデアの戦力を充実させるために汲々としていたけれど、近頃は違う。言い方を変えるなら、多少停滞感があった。水着武蔵の宝具強化はほとんど最終目標であり、それを果たしてしまったら、次に何を目指すという目標もなかった。
 本音を言うと、水着伊吹童子の直前に水着武蔵の復刻を差し込んだのは、商売としてどうかと思う部分もある。だが、先日書いたとおり、ソシャゲ運営に一番大切なことはサービスの継続だ。この判断もサービスの継続に資するというなら、まぁ目を瞑れる。水着サーヴァントは夏にしかピックアップされないので、水着武蔵同様、次の復刻まで年単位で待たされると思うと正直辛いが、次にやりたいことができたのは望ましいことなのだろうと、ポジティブに考えることにした次第である。

両方真実では

togetter.com


 私はどちらかというと「ジャンルが若い人ばかりになって行くのをやめた」に近い感じなので、ジャンルによりけりではという意見に半分賛成する。前にも書いたけど東方ジャンルの一部とか本当に若いし、TRPGクトゥルフ関連は非常に若い。Vtuberもファン層からして若いんだろうなと思う。
 ただ、チケット化&コロナで人が減ったのも事実だろう。というか「昔からそのままいる年配の人」の方がコロナを心配するべきなんじゃないかと思うけど、最後は自分の判断だからなぁ。

 それはそれとして、私はVtuberの二次創作は同人誌を含め手を出すつもりは毛頭ない。というのは、Vtuberは実在の人物、つまり既存ジャンルとしては「生もの」と言われていたジャンルに限りなく近いと思うからだ。二次創作どころか、公認の一次創作(あるのだ、実は)ですら読むのを躊躇する。最大手のホロライブでも、1年前、いや半年前に、何が起きるか想像できた人はいないだろう。半年後、1年後にどうなっているかも想像がつかない。それはスキャンダルとは限らない……健康上の理由で引退を余儀なくされたと言われるホロメンもいるのだ。