これ、途中に出てくる祐介の部屋とかって、P5Dのイベントか何かだろうか。P5D以外全部持ってる&やったはずなのに見覚えがない。もちろんP5Rの第3ペルソナ覚醒時に訪ねた部屋とも様相が違う。ダンシングってこんなイベント的な画面もあるゲームなのか。
面白かったけど……
初めに断っておくと、面白かった。TRPGをマンガで紹介するというアイデアは分かりやすくていいと思う。私が特に好きだったのはFEARの「QuickStart!」だけど、他にも「スピタのコピタ」なんかもこれに該当する。
しかし、これを読んで最初に私が感じたのは「これってイアン・リビングストンは知ってるのか?」だった。
ゲームブックファンには結構有名な話だと思うけど、「死のワナの地下迷宮」などの作者で知られるイアン・リビングストンが、昔、ゲームブックの表紙をアニメ系の萌えイラストにされることに苦言を呈したことがある。
上の記事を読むだけだと、まるで日本では本国版の表紙のゲームブックは出版されなかったかのような書き方だけど、もちろんそんなことはない。元は本国と同じ表紙で出て、その後ホビージャパンで再版された時に表紙が差し替わった、というか内容も少し変更された。私はどちらの版も好きだが、原作者に許諾を取って正式に出版されたはずの翻訳版にここまで言うのかとちょっと驚いた記憶がある。
翻って、今回の本書だ。繰り返すが、私は割と、というか結構好きだ。本書のリッサミナを見てようやく「あー、リッサミナって美人って設定だったよなー」と再認識したくらいだ。それに、ソードワールドからGMウォーロックマガジンというルートでやってきたファンに「AFFとはどんなものだろう」と興味を持ってもらうには、いきなり原作のバタ臭いイラストから入るより、こういうマンガがクッションになってくれた方が入りやすいだろう。
ただ、このイラストをイアン・リビングストンが肯定的に見るかどうかというのはまた別の話だ。願わくば、年を経て彼の心境に変化が生じているか、でなければ変なタイミングで本人の目に入ったりしないことを祈ろう。