ニャルの人


 ペルソナシリーズにおけるニャルラトホテプは解釈が難しい。これはペルソナ初期作のレギュラー、フィレモンも関わってくる話なんだけど、ニャルラトホテプとフィレモンは対になる存在で、さらにイゴールはフィレモン従者だったが、ある時からフィレモンを離れて独立した、という設定だったはず。ペルソナ5でラヴェンツァの蝶が出てきた時、フィレモン復活か!? と思った私のような旧作のファンもいるのではないだろうか。
 個人的には、ペルソナ3以降の作品でニャルラトホテプが明確に出てこない、あるいは影が薄いのは、ストーリー的にニャルラトホテプが黒幕でした、というのを何回もやるとプレイヤーが食傷だからじゃないかと思っている。ニャルラトホテプって、原作でもそうなんだけど何でもありのキャラなんで、これを有りにしちゃうと、あーまたはいはいみたいな気分にどうしてもなってしまうんだよね。

甘寧一番乗り


 三国志の小説版を読んだのはかなり昔の小学校の頃で、有名な吉川英治版などではなく、恐らく岩波少年文庫とかだったと思う。吉川版の有名な追加エピソードみたいなのはなくて、事実が淡々と書かれていた。その小説版で読んだ範囲だと、上の動画の横山版三国志のコミックで有名なセリフは「わしを殺せるものがあるか」と「待て、これは孔明の罠だ」くらいしか見覚えがない。後は横山さんの創作というとあれだけど、演出の範囲なんじゃないかという気がする。「そんなものはない」とかもネットスラングとしては有名だけど、私が読んだ翻訳には出てこなかったような気がする。
 逆にネットスラングとして、この中にあるもので私が一回も見たことなかったのは「甘寧一番乗り」ぐらいだろうか。甘寧一番乗りってどこで使うんだろう。スレで2ゲットした時とか?