モンスターよりは宝


 シティブック、ウィールダネスエンカウンターズ、マップブックと来て(トラップブックは未見)、今回の新刊をざっと一通り読んだんだが、正直言って一番使いやすいのはこの本だと思う。次点でマップブックだろうか。
 この本はシナリオの報酬となるマジックアイテムを集めた本だ。また、この本自体アイテム一覧として使いつつ、シナリオソースとしても使えるようになっている。アイテムそのものを「引き」にして、次のシナリオに繋げたりする、などだ。
 宝物のデータは敵データと違い、呪いのアイテムでもない限り、それ自体がPCの死命を決することが少ない。またマジックアイテムに付与されているパワーについては、直接ゲームシステムで再現できなくても導入できる──言い換えると、オリジナルのアイテムを出しても違和感のないゲームが多い。そのため、様々なゲームでこの本のアイテムを再現可能だ。
 実際ダンジョンズアンドドラゴンズを例に出せば、この本に掲載されているのは既存のトレジャータイプに当てはまらないアイテムがほとんどのはずだが、オリジナルで殺意の高いモンスターを出すよりは、オリジナルのマジックアイテムを出す方が、プレイヤーから見ると受け入れやすいだろう。

ついにカダッシュ

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 シャドー・オーバー・ザ・ミスタラよりも前にカダッシュの方が配信されたか。原作がない分、権利関係とかが楽なのかもしれないが……。とはいえ、北米版のアーカイブにはあったんだよな。