銀河の剣はデファクトスタンダードになるか


 現在ドラクエウォークは4周年で記念ガチャが開催されているが、難しい判断を迫られている。中でも多分一番目立っているのが4周年最初のガチャに当たる銀河の剣ガチャなのだけれども、これは周期だけでいうと、3周年でいうところのメタルキングの剣に相当する。
 メタルキングの剣が今いかに必須と言われているかというのは、攻略サイトや動画配信を見ていればよくわかるが、銀河の剣がここまで必須な性能かと言われると微妙だ。上振れを引くとものすごい高いダメージが出るので、SNS等で投稿されるスクリーンショットを見るととんでもないインフレが起きたんじゃないかというように見えるものの、あくまでも会心の一撃、あるいは直撃と呼ばれるランダムに発生する特別な攻撃がヒットしないとここまでダメージは上がらない。
 平均を取るとこれまでに比べて微増という感じだが、メタルキングの件と似ているところがあるとすれば、それはガチャの開催期間の長さだ。開催期間が長いということは、ドラクエウォークの場合ウォークマイレージで引くチャンスが増えるということになる。メタルキングの剣と同様、所持率が相当高くなっているのではないか感じている。
 そうなると、運営側としてはこの武器については持っていることを前提にコンテンツを作ってくる可能性がある。確かに平均値としては性能は微増だけれども、今開催中のギガモンスターのように、それを持っている人間が何十人と集まると、クリティカルヒットを飛ばしてくるプレイヤーはその中に必ず一定数存在する。
 今回はそれを問題視したのか、露骨に銀河の剣のポテンシャルを引き出せないような形でギガモンスターが実装されたが、今後もずっとそうとは限らない。何しろ最大の特徴が、無属性と属性ありを切り替えられるという性能なので、これからもこの武器が効果的に使える場面というのは結構あると思う。



 今回ガチャ開催中の武器を露骨に潰してきたことで賛否両論あるようだが、逆にいえばここまで露骨に潰さない限り、この武器の有効性に対抗できなかったわけで、そう考えるとこれからデファクトスタンダードになるかもしれないこの武器を、リソースを使ってでも取っておくべきなのかどうかというのは悩ましいところだ。