DQWだけじゃなかったのか


 例の強制終了の件については、運営のことをボコボコに言っている人が多かったから、ドラクエウォークのシステム固有の問題なのかと思っていたら、どうやら他のゲームでも出ていた現象だったようだ。つまり、どちらかというと運営の問題というより、Androidの問題だったらしい。
 こういうケースでも糾弾されてしまうのは運営が可哀想な気がするし、そんな状態でも改善のために努力して──どうやらちゃんとログインできるようになった人が多いようだから──ちゃんと結果を出したというのは、評価されて然るべきだと思う。少なくとも今回の件に関しては。

象徴的

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 前作の戦場の絆は2006年にサービススタートして、2021年にサービス終了しているので、15年間サービスを継続していた。ところが、その続編である戦場の絆2は、2021年にサービススタートして、2024年にはオンラインサービスを終了するという。なんと3年でサービス終了、つまり前作の1/5の期間でサービスを止めることになる。
 これは戦場の絆だけの話ではなく、今の日本のオンラインゲーム全般の状態を表す、象徴的な事象だと思う。長年プレイヤーに支持されてきたゲームも、あっさりと切り捨てられてしまう。日本のソーシャルゲーム業界が不調であると近年言われているようだが、長年続いてきたゲームのサポートをあっさりとやめ、代わりの新作があっという間にサービス終了するような状況で、誰が好き好んで新作に課金すると思っているのだろう。サービスの終了は、形ばかりの詫びをプレイヤーに投げつけて終わりのものではない。信頼という資産を切り崩し、過去の資産を担保に借金を続けているのだということを、メーカーはどこまで自覚しているのだろうか。