先日、以前このブログでも取り上げたことがある個人Vtuberの敷島てとら*1がオリジナルアルバムを出す、ということで、同人音楽の販売イベント「M3」に参加してみた。
感想としては、まず「甘く見てました、ごめんなさい」というところだろうか。相当昔に、創作系同人誌オンリーイベントやFF11のオンリーイベントなどに参加したことがあったので、そういった雰囲気のイベントを想像していたが、それどころではない。さすがにコミケ並みとは言わないまでも、入場開始から1時間経っても入場制限が解けない、という相当規模の大きい同人イベントだった。
コミケすら足が遠のいた身としては、久しぶりの感覚である。結果的には、目的のものは買えたのでその点は良かったが、目的達成後に会場をふらふら見て歩く、なんていう雰囲気ではなかった。列に並ぶ以外、場内で立ち止まることすら憚られるような状況で、早々に退散するハメになってしまった。もっと下調べをしておけばよかったと後悔した次第である。
とはいえ、よく考えてみたら、同人音楽イベントというと東方のアレンジミュージックなども含まれるイベントなので、規模が大きくて当たり前か……。
15回目のイベント
その後、秋葉原で開催されていた絵師100人展も覗いてみた。こちらはこちらで、なんと第15回だという。公式ページにも2011年から開催と書かれている。確か第1回も通りすがりにどんなイベントか覗いてみた記憶があるので、あれから14年経っていると考えると結構ショックだな……。
面子の入れ替わりや流行の画風の差に時代を感じてみたり、継続参加のイラストレーターの適応力の高さに感銘を受けたりはしたものの、出展されている方達の個々の作品そのものについては、ここで言及することはしない。しかし2点だけ気になったことがある。
まず、場内ではスマホを使った撮影は禁止されている。これは当たり前なのだが、同時に、場内で声優による作品説明を聞くことができるようになっている。私は利用しなかったので詳細が分からないが、どうもこれが「スマホを使ってQRコードを読み取り、イヤホンで聞くタイプ」だったようだ。最初は「何故あれだけスマホ禁止がデカデカと書いてあるのに、堂々とスマホをかざしている人が何人もいて、警備員も制止しないのか」と思ったが、恐らく音声ガイドを聞いている人たちだったのだと思われる。
となると、場内でスマホを使っていても、音声ガイドを聞いてるのか、それとも禁止事項を無視して作品を撮影しようとしてる人なのか、区別がつかないんじゃないだろうか。普段ならこんな細かいことは言わないが、この会場は入場時にイヤホンを外し、ペットボトルをカバンにしまうよう促される……というか、従うまで場内に入ることすらできない、割と厳しいイベントという印象を受けたからだ。
そこまでするのであれば、前にガルパンやドラクエの展示会でそうだったように、入口で専用のスピーカーを貸与して、出口で回収する方が良かったんじゃないかな、とも思うのだが。
そしてもう1点。イラストレーターの作品をモチーフにしたお菓子がグッズコーナーで売られていた。このイベントには長いこと参加していなかったので、近年の傾向がわからないのだが、これは伝統なのだろうか。コレクションアイテムとしてずっと持ち続けていたら傷んでしまうし、かといって食べてしまったらなくなってしまうし……これを買った人は本当に食べるんだろうか。