不知火舞とナイトメア・ギースに関しては、むしろ前作のMOWにどうしていなかったんだってレベルなので、登場を聞いてもさもありなんという感じ。むしろ、ロナウド入れるんだったらなんでジェイフンとフリーマンはいないのか、という疑問が湧いた。グラントは前作で寿命だったからいなくても仕方がないとしても……。ジェイフンはドンファンと被るから? だとしても、フリーマンは餓狼伝説側のキャラとしてKOF(というかオロチ)との関係性を匂わせる重要なキャラ(使う技名が同じ)だっただけに、消えたのは残念だ。
それにしても、フォールンロックは、せめて上着は羽織っていた方が良かったと思う。ギースのあの道着を半脱ぎにするスタイルって、身体が貧相だと全然似合わないんだな、というのが改めてわかった。
ハイデルランドの夜は冥い
ついに、ブレカナ3部作の最後とも言える「シャドウ・オブ・アビス」が出版された。基本ルールとソング・オブ・ホープ、シャドウ・オブ・アビスの3冊を揃えると、ブレイドオブアルカナの初版からサードエディションまでにサポートされていた、因果律などを含めた大半の設定、歴史をカバーしたセッションが遊べるようになっている。アンセルとブルーダーシャフト絡みは今読んでも泣けるわ……。
そして、今作の売りの一つは再録された名作キャンペーンシナリオ「暗天節」だろう。私のブログでは昔話として何度か触れたことがある。今作が発売された今、ネタバレになるため詳しくは書かないが、基本的には旧作を踏襲しているようだ。とはいえ、その旧作というのも初版の2番目のサプリメントで、もう20年以上前の本になるから、今回が初見になるプレイヤーも多いだろう。