2010-12-19から1日間の記事一覧

奇貨

しかし、この話にはオチがつく。私がこの第二版と第四版の齟齬を悲しんでいるか、憤っているかというとそうではない。逆である。 私は、シャドウランというゲームにはあまりいい思い出がなく、ずっとトーキョーN◎VAというゲームをやり続けてきた。それに…

第二版と第四版の微妙な関係

ここでようやっと、最初の話に戻る。実は、ダンジョンシネマティークの著者朱鷺田氏は、シャドウラン第四版の翻訳者なのだ。もしシャドウラン第二版のローカライズが本国のデザイナーに認められていたなら、第四版の英語版にその設定が反映されているはずだ…

シアトル? 東京?

ここで、シャドウランの日本語版展開について説明を加えておく必要があるだろう。シャドウランは元々FASAという会社が出版したアメリカのTRPGである(FASAは現在倒産し、版権はCatalyst社が保有している)。その第二版の翻訳出版権を富士見書房…

失われた“東京”

さて、なんだかこのところロール&ロール特集号っぽい雰囲気になっているが、今回もロール&ロールの記事が題材である。とはいえ今回の話題は、前回の「空を飛ぶ」よりも歯切れの悪い結論になる。どうしてかというと「真相は闇の中」だからだ。 もうずっと昔…