- 出版社/メーカー: スターフィッシュ・エスディ
- 発売日: 2011/08/04
- メディア: Video Game
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ようやくレアアイテムドロップ率最大の三周目に到達。一周目人間ルート、二周目エルフルート、三周目オーガルート、実はもう一つ「誰にも頼らないルート」があるのだが、これは盗賊がいない私のパーティでは実行不可能(敵から盗む「ドロップキック」か「三年殺し」がクリアに必須)なので最初から諦めている。
エルミナージュ2の時は、ここから真エンディング目指していろいろイベントをクリアしていったのだけど、今回は今一つ気が乗らない。ネタバレになるが、今回も普通にエンディングを迎えただけではある意味バッドエンドで、問題の根本的な解決が図られないまま終わってしまう。クリア後ダンジョンを抜け、隠しボスを倒して初めてグッドエンドに到達できるという、ここまではほぼ2と同じ。
ところが、隠しボスを倒した後のイベントで、シリーズ共通の要素である「エルミナージュ機構」のストーリーに進展があり、なんと1から冒険者たちを見守っていたNPC「ヒズベルト」が追放されてしまうという、今度はエルミナージュシリーズとしての物語が後味の悪い状態になったまま、ゲームが終わる。
しかも、この作品を最後にエルミナージュ機構の生みの親である小宮山さんがスターフィッシュを退社しているため、この物語はこれが最後だ。そのため、熱心なファンの中には、追放されたヒズベルトに小宮山さん自身の姿を投影する人もいる。確かに物語の中での図式はよく似ているのだが。
とにかくこういう状況になってしまっては、エルミナージュからヒズベルトから消えるイベントを発生させてしまうと、「エルミナージュそのものが終わる」という雰囲気を醸し出されるのでどうも進める気になれない。このイベントが発生しない限り、今回の物語で犠牲になっている「とあるNPC」は救済されないのだが、私の中の優先度はどうしても「今回限りのNPC>ヒズベルト」なのだ。
そんなわけでイベント消化は今回で終わり。あとはゆっくりアイテムを集める生活に戻るとしよう。ちなみに村正が入手可能な最後のエリアは、レベル150のパーティで踏み込んでも「最初の敵に1ターンで二人斬首されて終了」というレベルの敵であり、もう少し修行を積む必要がありそうだ。