これはもうあの映画

【結末ネタバレ注意】大学生に聞いた、観たあとモヤモヤする後味の悪い映画9選


 ここに全く挙がっていない映画でいうと、ヴァージンスーサイズ。マリー・アントワネットで有名になったソフィア・コッポラ監督の初監督作品なんだけど、こっちはマイナー。五人姉妹がただただ一人ずつ自殺していく映画で、雰囲気もひたすら陰鬱。自分でも、何故この映画を観に行ったのかよく覚えていない。
 あとはバーティカルリミット。山岳事故で、救出しに行こうとして死んだ人間の数(4人)*1の方が結果的に救出された人間の数(1人)より多いのにハッピーエンドっていう凄い映画だった。「死んだ人間の心臓刳り貫いて銛に括りつけ、投げつけて生存者の居場所を知らせる」とか「呼吸困難の主人公が次のシーンで全力疾走」とか、こっちはバカ映画としては笑えなくもないかもだけど、デビルマンとかみたいに突き抜けたアホさはないっていう一番救いようのないパターン。

*1:しかも、4人中3人は自然の過酷さとか全く関係なく「救出に使おうとしたニトログリセリン誤爆で死ぬ」という完全に無駄死に。残り一人と、救助対象のうち助からなかった二人は自殺一人と他殺二人なんでこれまた登山と関係ない死因で唖然とした。そりゃソニーピクチャーズもステマしますわ。