ダンジョントラベラーズ 2-2 闇堕ちの乙女とはじまりの書 通常版 - PS Vita
- 出版社/メーカー: アクアプラス
- 発売日: 2017/04/20
- メディア: Video Game
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昨日のエントリの続きの話である。
ダンジョントラベラーズ2シリーズには、もう一つゲームシステムの問題がある。それは、前にも書いたことがあるが「基本クラスの偏りが激しい」ことだ。
ダントラ2のパーティ編成は5人構成で、前衛に2人、後衛に3人か、あるいはその逆の編成を組むことになる。キャラクタークラスは、基本クラスが全部で5種類。こう考えると、基本クラス5人の組み合わせででパーティを組みたくなるが、それが難しい。なぜなら、5つのうち4つが後衛向けの能力だからである。
ダントラ2の基本クラスは、ファイター、マジックユーザー(高レベルで魔術師と僧侶に分岐)、スカウト、メイド、スピエラーの5つ。メイドは他人をサポートするクラスで、スピエラーは召喚師的なクラス(ただし魔法使いではない)である。このうち、重鎧が装備できるのもHPが高いのもファイターのみ。となると、前衛のもう一枠に誰かを立たせる必要が出てくる。敵の攻撃で詠唱中断されるマジックユーザーは後衛が基本だろうし、使いやすい遠隔武器を持つスカウトも後衛だろう。そうなると、メイドかスピエラー、恐らくスピエラーが前衛に立たざるを得ないのだが……。ファイターと比べると耐久力の弱さは歴然である。
このバランスは、基本的に上級クラスに転職しても変わらない。ただ、クラスを追加するほど前に立てるクラスが相対的に減ってくる、というのは他のゲームでもよくある現象ではあるが……。