王の帰還


 33分探偵橘ありす、復活! ……3話くらいでまた伏線回収&シリアス回が来ると見た!

100万円!?


 同人ヘホゲに100万円って、それ販売元が再販した方が遥かに儲かるレベルじゃないのか……。

思わず二度見した


 最初タイトルの「あかりだけ」が見えなくて(理由は表紙を見てもらえればわかると思う)「某作品とタイトルが全く同じじゃん」と思ってしまった。
 これ……割と一発ネタだと思うんだけど、続いてるんだ……。

またシーフの話(4)

togetter.com


 さて、ではなぜ日本のRPGではシーフの存在感が薄いのか。日本と欧米の文化の違いとかそういったものまで踏み込んでしまうと手に負えなくなってしまうので、私が「犯人」と思っている人物を二人挙げさせてもらう。
 一人が堀井雄二氏で、もう一人が水野良氏だ。

ドラクエにおけるシーフ

 FFシリーズにはちゃんとシーフがいるし、アビリティも持っている。FF9では主人公がシーフだったりするので、特に不遇と感じる場面は少ない。とすると、影響を与えたとすればもう一方の雄、ドラクエだろう。
 ファミコン版のドラクエ3には、シーフ(盗賊)が存在しない。ドルアーガの遠藤氏が言うように堀井雄二氏はウィザードリィプレイヤーだったはずだ。しかし、ウィザードリィに存在しない遊び人やら商人なんて職業まで用意していながら、盗賊についてはスーパーファミコンまで導入されなかった。容量のためだと説明している資料はあるが、それだけが理由とは思えない。DQ4にも商人がいるのに盗賊がいないからだ。そもそも容量のみが理由であれば、遊び人やら商人を削って入れてもいいはずだ。
 ドラクエの宝箱には罠はかかっておらず、鍵のかかったドアは鍵を入手しないと開けられない。情報収集は町人に話しかければできる。こういったシステムだと、確かに盗賊の必要性は少ない。また、スライムの話題で述べたように、低年齢層のプレイヤーを想定していたため、主人公側としてアウトロー的な存在を避けたのかもしれない。ここは単なる推測だが。

ロードス島戦記とシーフ

 上のまとめのコメント欄でもツッコまれているが、もう一人この人はシーフが嫌いなのではないかと思ったのが水野氏だ。
 以前、冒険者ギルドの話題の時にも書いたけれど、ロードス島には「盗賊ギルドが嫌いだから冒険者ギルド発足させた」というフォースという人物が出てくる。これだけなら登場人物の一エピソードに過ぎないが、実はルールブックであるロードス島戦記コンパニオンにはシーフというクラスが存在しない。
 同じフォーセリア世界を舞台とするソード・ワールドには「シーフ」という冒険者技能があるのに、ロードスにはシーフがいなくてスカウトというクラスしかない。「名前だけの問題では?」と言われそうだが違う。ロードス島戦記コンパニオンのスカウトというクラスには、専用の能力が存在しない。スカウトにしかできないこと、というものがないのだ。盗賊技能という技能はあるが、これはすべてのPCが判定を行える技能であり、要するに「敏捷判定」のようなものだ。スカウトはこれの成功率が多少高い程度の特徴しかない。
 この傾向は続編のクリスタニアでさらに顕著になる。スカウトは、サブクラスとしてビーストマスターを選択できないのだ。
 ビーストマスターはクリスタニアの主役だ。それを選択できないということは、クリスタニアの物語のメインストリームに関われないことを意味する。代わりにほぼ似た役割を持つレンジャーが登場することもあり、非常に影の薄い存在になってしまっている。

 これだけ揃えば、意図してか意図せずかは分からないが、水野氏のTRPGでは盗賊は不遇だ、と言ってしまってもいいと思う。初代ロードス島戦記の最後の鍵を握っていたのがシーフ(CD&Dだからスカウトではない、シーフだ)のウッドチャック(のバックスタブ)だったことを考えると、皮肉といえば皮肉だ。