私は別にでろーん(樋口楓)が好きだとか応援してるって訳ではないんだけど……このアイデアは天才的。指示厨のコメントが全部メスガキの科白に見えてくるからな……(笑)。
ちょっと驚いた
一応誤解にないように最初に書いておく。主張の内容そのものは正しいと思う。
ただ……TRPG関連の小説家では他に一人しか見たことのない「(売れないから)シリーズ絶筆宣言」や「処女作(ロードス)の全面改稿」(私は初版の方が好き)をやっている水野氏がそれを言うのか……と思って色々調べてたら、驚いたことが一つ。
なんと、ロードスのオリジナル版もクリスタニアもKindleで読める。「紙の書籍版は実質絶版(幾つかの書店で調べたところ注文不可)で、古本屋がなかったら読めないだろう」と言おうかと思っていたが、Kindleで読めるならその理屈は成り立たない。
繰り返すが、私は基本的には水野氏の主張には同意で、古本屋の意義は本を安く買えることではなく、新刊として入手不可能になった作品を、不要になったユーザーから譲り受けられることだと思っている。中古ゲーム屋も同じだ。だから新刊として買えるなら古本屋で探す理由は私にはない。
特にロードス島戦記については、オリジナル版を読みたい人、新装版を読みたい人、どちらも選べる選択肢を用意しているのは良いことだと思う。
ただ、小説版は入手できるけどルールブックの入手が非常に困難なクリスタニアを、SPLLの二次創作許諾リストに載せているのは、これとはまた別の話だけど。