ぎゃんぐたうんちほー


 くにおくんRPGなんてあったんだね。知らなかった……けど、事あるごとにボコボコにされてベッドで寝込むくにおくんはどうなんだろう(笑)。

このスレ定期的に……

togetter.com


 このスレ定期的に建つNe! ……と思ったら、前に取り上げたのは6年前だったという……。
 ちょっと6年前に触れなかった観点からの補足をすると、実はこの「レベルが上がると有効打を減らせることを表しているのがHPの上昇」という説を採ると矛盾が起きるのが回復魔法の扱い。ツリー内でも二人だけ言及している人がいる。

 例を挙げるとわかりやすい。
 CD&Dにおいて、レベル1でHP8の戦士と、レベル9でHP80の戦士がいるとしよう。双方がオウルベアに噛まれて6ダメージを負ったとする。前者にとっては全HPの4分の3を失う大怪我、後者にとっては10分の1にも満たない傷である。前述の説を採るならば、これは後者がレベルが上がり、身のこなしが巧みになることで有効打を避けられたお陰だ、ということになる。ここまではいい。
 ここで、この二人の戦士に僧侶がキュアライトワンズの魔法をかけたとする。この魔法による回復量はダイスでランダムに決まるが、魔法を受ける側のHPがいくら上昇したとしても増えることはない。もし4ポイント回復したとすると、レベル1の戦士にとっては劇的な回復で、全生命力の半分が回復したことになる。ところが、レベル9の戦士にとってはかすり傷すら治しきることができない。言い方を変えると、レベルが上がり身のこなしが巧みになればなるほど、何故か回復魔法の効果が下がっていくことになる。
 これについてコメントで「回復魔法を受けすぎると耐性ができるから」という(恐らくは冗談だろうが)解釈をしている人がいる。他でも見たことがある。が、D&Dでは回復魔法を一度も受けずにレベルが上がっていくPCも珍しくないので、この説は成り立たない。

 上記の説を採る限り、この矛盾からは逃れられない。だからこそ前にも書いたとおり、ソードワールドブレカナやN◎VAは、HPを上昇させていく形の成長形式を採らないのだろう(そもそもN◎VAには回復魔法がないが)。とはいえ、ヒットポイント制の分かりやすさは大きな魅力だ。そこがゲームデザイナーの頭を悩ませるところである。