真の幻の作品


 天獅子悦也さんのSNK格闘マンガシリーズで、本当に幻の作品は「龍虎の拳1・2」「カーマンに指令を」「ギース・ハワード外伝」「闇のギース」みたいな絶版とはいえ単行本化済の作品ではなくて、コミックゲーメストに掲載だけされて、単行本化されなかったエピソードだと思う。
 記憶にあるのは、ルガールとゲーニッツが戦う(ロリマチュアバイスが登場する)エピソードと、神楽ちづるとブルー・マリーがKOFのためのチームを組むエピソード。作品の大ファンではあったけど存在を知ったのがかなり後で、一度だけ友人の家で読ませてもらった記憶しかない。自分の行動範囲が広がった頃にはもう、古本屋ですら見かけなくなっていた。

デュアルロール……


 本屋で見つけたけど、さすがにこの大判書籍を雨の日に持ち帰る勇気はなかった。
 凄い気になったのが、これって結局西暦何年を舞台にしたゲームなのか、だ。なんか2020と2077の間の話らしい、けども。
 ただなぁ……。前にも書いたことがあるけど、旧サイバーパンク2020って、クリオタンクに掲載されたデュアルロールを採用しないと、キャラクタークラスが10しかなくてキャラクターのバリエーションが少ないんだよな……。せっかくコンシューマ版の2077でライフパスとスキルツリーを別物として整理したのだから、TRPGの方もアティテュードとステイタスをマルチできるシステムを復活させてほしいものだが……。