価格が12万円と発表されたプレイステーション5Proに対して、「ゲーム用PCを買うよりは安い」とか「性能を考えれば安い」という意見もあるようだが、私の意見は違う。
自分がそれを買えるかどうかという問題ではない。コストパフォーマンスがどうあれ、12万円もするマシンは、ゲーム機として性能過剰だとしか思えない。かつてソニーがゲーム機の行き過ぎた高性能化に舵を切ったことは、ゲーム業界全体の開発費の高騰のきっかけとなった。そして、それに多くの資本と人間が関わるようになったために、ポリティカルコレクトネスも求められるようになった。結果として、8年もの歳月、287億円もの費用を掛けたにもかかわらず、ソニーの新作が10日でサービス終了する羽目になる。これらすべて、最初の引き金を引いたのはソニーのプレイステーションだ。全ては繋がっている、と私は思っている。