SFとはいったい(うごごご)

2015年秋覇権候補!ヘヴィーオブジェクトの5つの魅力


 なんか、近未来SFアクションとか書いてるんだけど。原作とコミック版の冒頭しか見てないんでアレなんだが、お湯をかけたら銃が熱膨張で壊れるとか描写しちゃう人にSF書かせるって無理があるだろ……。ミリタリー系作品の経験値積んでないと原作は厳しいとか言ってるけど、経験値積んでたら憤死しそうだ。


【ヘヴィーオブジェクト】第3話までの感想と考察まとめ


 アップルシードの「ダミュソスシステム」やサイバーナイトの「VVユニット」や「QC結合」みたいなある程度ちゃんとした考察がされている作品から、ヤマモトヨーコの「バブルボードシステム」、ガンダムの「ミノフスキークラフト」に至るまで、作品内で「それっぽい嘘」をつくには、ある程度までは現実に即しつつある部分については完全にフィクション、として構築しないと「それっぽい嘘」どころか「どう見ても嘘っぽい駄法螺」になってしまう。
 ここで紹介されている作中の設定はどれもこれも「ハァ!?」という感想しか浮かばないものばかりで、その時点で読む気が失せる。「クリーンな戦争」とやらも、これだったらヤマモトヨーコのほうがよっぽど面白そうだし、「エリート」はどっかで見たような騎士とファティマ合わせたような設定だし……。
 別に緻密な理論を構築しろと言ってるわけではないが、設定が作中のご都合のためだけに存在するようにあからさまに見えてしまうようでは、それはSFでもなんでもないだろう。