今だと発売できないな……


 タイトルすら聞いたことないと思ったら……奇ゲーすぎる……。

昔の記事だけど

 サイバーパンク2020の情報を探していたら、こんな記事を見つけてしまった。


jp.ign.com


 もう2年近く前の記事なのか、これ。なかなか興味深い記事だった。
 スタイル・オーバー・サブスタンスとは懐かしい言葉を聞いたな……。ちなみに、トーキョーN◎VAのキャラクタークラスが「スタイル」という名称なのは、この思想を受け継いでいるから。

「他のRPGでのキャラクター・クラス(職業)に相当する“ロール”の種類がとても多いんですよ」プレミアとなった原作本を買いそろえた本間氏もこの情報量に驚いていた。「サプリメント(追加のデータや設定資料集)が全部日本語化されたわけではないのですが、翻訳されたものだけでも相当な情報量があります。(後略)」


 え……? サプリメントを使うことを前提とするなら、2020のロールの種類は日本語で遊べるサイバーパンクTRPGの中で一番少ないんだけど……?
 ちなみに2020のロールの数は10。トーキョーN◎VAのスタイルの数は31。トワイライトガンスモークのクラスの数は13。メタルヘッドのクラスの数は初代で13だ。そしてシャドウランはクラスシステム制のゲームではない。
 私自身、もし今2020を遊べと言われたら、恐らくクリオタンク(公式会報の翻訳版、日本では同人ベースでの販売だが、記事内の写真に写っている)のデュアルロールシステムを採用するだろう。ロールを二つ組み合わせられる追加ルールだ。マイナーなルールだけど、これを採用しないと、キャラクターのバリエーションがあまりにも少ない。もっとも組み合わせの多寡まで論じてしまうと、トーキョーN◎VAは31の3乗で3万通り近く組み合わせがあるので、ますます比較にならなくなってしまうが……。
 とはいえ、これはゲームとしての優劣には関係がない。昔はキャラクタークラスの数や組み合わせの多さを売りにするタイトルも多かったが、プレイヤーごとの個性がちゃんと出せるくらいの組み合わせがあり、わかりやすくキャラクター作成できるのであれば、無理に数を増やす必要はない。ただ、サイバーパンク2020でそれを売りにするのはどうなんだろう、というだけである。2020の魅力は他にちゃんとあるのだから。

 明日のエントリに続きます。